男子テニスツアーのシティ・オープン男子(アメリカ/ワシントンDC、ハード)は30日、シングルス2回戦が行われ、第4シードの
錦織圭(日本)が世界ランク63位の
S・クエリー(アメリカ)を6-4, 5-7, 6-4のフルセットで下し、2年連続3度目の3回戦進出を決めた。
今大会のシード選手は1回戦が免除となり、錦織はこの試合が初戦となる。
この試合、錦織はファーストサービスが入った時85パーセントと高い確率でポイントを獲得し、9度のサービスエースを決め、クエリーから12度のサービスエースを決められるも2度のブレークに成功して1時間52分で勝利した。
第1セット両者サービスキープが続き第9ゲームで3ポイント連取し、0-40としチャンスを作り、2度目のチャンスでブレークに成功した。サービスゲームではクエリーにチャンスを与える事なくキープに成功し、29分で第1セットを先取した。
第2セット、クエリーがサービスの第11ゲーム、クエリーにフォアのウィナーを2度続けて決められサービスキープし、第12ゲームで錦織は2度のブレークチャンスを与え、2度目のチャンスからブレークを許し、このセットを落とした。
第2セット終盤からペースを上げたクエリーに対し、第3セット、錦織は序盤で1度のブレークチャンスを掴むも活かせずにいるが、第5ゲーム、チャンスボールにスイングボレーを決め40-15とし再びチャンスが訪れ、40-30の場面でクエリーがバックハンドをアウトしブレークに成功する。その後は両者サービスキープが続き、第10ゲーム、最後はスマッシュを決め勝利した。
第2セットは落としたものの、2度のブレークチャンス、1度のブレークを許したのみと非常に安定したサービスゲームを展開し、ウィンブルドン以来の公式戦は白星でスタートした。
両者は5度目の対戦となり錦織はクエリーに2勝3敗とし、相性が悪いとするクエリーに2008年の初対戦以来、約6年ぶりの勝利となる。
勝利した錦織は3回戦で第16シードの
ルー・イェンスン(台湾)を6-1, 6-4で下した
L・ラコ(スロバキア)と対戦する。
昨年の同大会で錦織は3回戦敗退をしており、昨年以上の結果を出すことにより世界ランキングトップ10返り咲き、最終戦出場につながる。
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