第8シード、期待の20歳に完敗

テニスのグランドスラムである全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー）は１日、女子シングルス４回戦が行われ、第８シードのＡ・ケルバー（ドイツ）が第１８シードのＥ・ブシャール（カナダ）に1-6, 2-6のストレートで敗れ、準々決勝進出とはならなかった。

この試合、ケルバーはブシャールにファーストサービスが入った時に８９パーセントの高い確率でポイントを許した。さらに、１度ブレークチャンスがあったものの活かせず、ブシャールに４度のブレークを許し、わずか５２分で敗退となった。

両者は過去に１度対戦しており、今回が２度目の対戦だった。前回の対戦は昨年の全米オープンで、その時はケルバーがフルセットで下していた。

今回の対戦により、両者の対戦成績は１勝１敗となった。

世界ランク９位のケルバーは、昨年の同大会でも４回戦敗退となっており、その時はＳ・クズネツォワ（ロシア）に敗れていた。過去の同大会での最高成績は、２０１２年にＳ・エラーニ（イタリア）に敗れるも、ベスト８入りを果たしたのが最高成績となっている。

また、今回第８シードのケルバーの敗戦により、上位シード勢での勝ち残りは第４シードのＳ・ハレプ（ルーマニア）、第６シードのＪ・ヤンコビッチ（セルビア）、第７シードのＭ・シャラポワ（ロシア）、第１０シードのエラーニとなった。

一方、ケルバーに勝利したブシャールは、現在２０歳で世界ランクは１６位の期待の若手。今年の全豪オープンでは、元女王のＡ・イバノビッチ（セルビア）を下してグランドスラム初のベスト８入りを決め、今回は大会初のベスト８進出と、グランドスラム２大会連続のベスト８入りとなった。

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さらに、全仏オープン直前の大会で優勝し、今季初のタイトルを獲得していた。

ブシャールは準々決勝で、第１４シードのＣ・スアレス・ナバロ（スペイン）と対戦する。