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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は現地25日に初日を迎え、グランドスラム史上17度の最多優勝を誇る第4シードのR・フェデラー(スイス)が1回戦に登場し、L・ラコ(スロバキア)を6-2, 6-4, 6-2のストレートで退け順当に2回戦進出を果たした。
《フェデラー 完璧な出だし》
かつて男子テニス界を支配するほどの活躍を見せていたフェデラーだけに、どの大会へ出場してもメディアの注目を集めてしまうのが現実。そんなフェデラーが試合後に苦悩を告白していた。
「特にカメラが近付き過ぎるのは本当に好きじゃない。それがスパイダーカム(コート上空に設置してある動くカメラ)ならまだしも、カメラマン自身だと僕の鼻でも撮影しているのかと思ってしまう。」
セット間などに汗をかいたシャツを着替えている光景さえも接近して撮影されてしまうことも、フェデラーが不快に思う事の1つだと言う。
「やりたくてやっている訳ではないんだ。着替えなければならないからしているだけ。それをフォーカスされると、ちょっと不思議な気分になってしまう。“誰がこのカメラを扱っているんだ”ってね。時にはカメラマンが変態なんじゃないかって思う事もあるくらい。」と冗談を交えながらも自身の正直な気持ちを明かしていた。
今大会の1回戦も危なげない勝ち上がりを見せたフェデラー。2009年以来となる2度目の優勝へ向けて勝ち上がれば勝ち上がるほどまた注目を集める事は必至。カメラを意識せずに試合に集中したいと願うフェデラーは2回戦でG・エリアス(ポルトガル)を6-4, 6-2, 7-5のストレートで下したD・シュワルツマン(アルゼンチン)と顔を合わせる。
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