男子テニスの元世界ランク１位のＡ・アガシ（アメリカ）が、史上最高の選手は、Ｒ・フェデラー（スイス）ではなくＲ・ナダル（スペイン）だと思っていると、シンガポールのメディアであるストレート・タイムズ紙のインタビューで答えた。
アガシはインタビューの中で、ナダルが成し遂げた成績はフェデラーより素晴らしいと語った。それはナダルの方がより厳しい選手達と戦わなければならなかったからと、その理由を述べていた。
グランドスラムの優勝は、フェデラーは史上最多となる１７回で、それに対しナダルは１３回ではあるものの、両者の対戦成績はナダルが２３勝１０敗と大きく勝ち越している。
アガシは「自分としては、ナダルがナンバー１でフェデラーがナンバー２だと感じている。ナダルが達成して来た事は本当に素晴らしいと感じているし、彼はそれをフェデラーの全盛期に成し遂げている。」と、自身の思いをコメントしていた。
そして「ナダルはフェデラーだけではなく、Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）やＡ・マレー（英国）などが活躍している男子テニス界のゴールデン・エイジと呼ばれる時代に、それらの選手達と戦わなければならなかった。そんな中でここまでこれだけの成績を修め、そしてナダルの現役生活はまだ終わっていない。」と、更なる可能性をも秘めている事を加えていた。
アガシは８度のグランドスラム優勝を飾っており、年間４回行われるグランドスラム全てで優勝し、加えて１９９６年のアトランタ五輪でも金メダルを獲得し、ゴールデン・スラムを達成した、偉大な名選手。
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