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台湾で行なわれているエキシビション・マッチに出場しているA・アガシ(アメリカ)が、R・フェデラー(スイス)とR・ナダル(スペイン)のライバル関係を、かつての自分とP・サンプラス(アメリカ)よりも「魅力があるもの」とコメントした。
「史上最高の2人の選手が揃ったとき、テニスは素晴らしい時代を迎える。2人の最高の選手が同じ時代に存在することは間違いないよ。」とコメントしたアガシは、M・サフィン(ロシア)とエキシビションで対戦する。「僕が思うに、テニス史上で見たことのないライバル同士だね。」
さらにアガシは、自分とサンプラスの関係とフェデラーとナダルの関係の比較して「もっと魅力的だね。」と率直に述べている。
アガシは現役時代、グランドスラムで8度の優勝を経験し、四大大会全てを制する生涯グランドスラムを達成している。対するサンプラスは、全仏オープンでの優勝こそないものの、当時の最多勝記録となるグランドスラム14勝の大記録を残した。
フェデラーとナダルが表舞台に登場するまで、アガシとサンプラスのライバル関係はテニスの歴史上で最高のものの一つとして考えられてきた。しかし今や、フェデラーもナダルも生涯グランドスラムを達成しているばかりか、フェデラーは史上最多となるグランドスラム16勝を達成している。
またアガシは、この2人よるトップの独占はアメリカテニスの衰退に一役買っているとした。かつてはJ・マッケンロー(アメリカ)、J・コナーズ(アメリカ)、サンプラス、アガシ、M・チャン(アメリカ)、そしてJ・クーリア(アメリカ)などを擁し、世界ツアーの中心であったアメリカ勢も、今ではA・ロディック(アメリカ)がトップ10にいるのみとなった。
そのロディックも2003年のUSオープンでタイトルを獲得しているが、その後は4度進出したグランドスラム決勝全てでフェデラーに敗れている。
「フェデラーとナダルはアメリカのテニスにとって問題だよ。」とアガシ。「彼らは違うレベルでプレーしているってことだよ。」
またアガシは、2011年もナダルがトップランクに居続けるだろうと予想している。その理由として、ナダルがフェデラーよりも5歳若いことを挙げた。
「年齢差はすごく重要視しているんだ。」とアガシはコメントを残している。
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