男子テニスツアーのマスターズ大会であるムチュア・マドリッド・オープン男子(スペイン/マドリッド、レッドクレー)は5日、シングルス1回戦が行われ、第10シードの
錦織圭(日本)が世界ランク39位の
I・ドディグ(クロアチア)を6-4, 6-4のストレートで下し、2回戦進出を決めた。
両者は今回が3度目の対戦となり、錦織はドディグとの対戦成績を2勝1敗とした。
この試合、錦織はファーストサービスが入った時に67パーセントの確率でポイントを獲得した。さらに、ドディグのサービスゲームを4度のブレークチャンスから3度成功して1時間29分で勝利した。
ドディグのサービスからスタートした第1セット、第1ゲームから錦織はブレークに成功した。ドディグとの長いラリーの中で錦織は、前後にドディグを動かす展開を作り、このセットはゲームカウント6-4で先取した。
続く第2セットは、ゲームカウント2-2までお互いサービスキープのまま第5ゲームへ。ラリー戦を制して、このセット初めてのブレークに成功するも、第6ゲームでドディグにブレークを許してしまう。しかし、第9ゲームで錦織はこのセット2度目のブレークに成功。このセットもゲームカウント6-4で連取し勝利をおさめた。
2回戦で錦織は、
G・ガルシア=ロペス(スペイン)と対戦する。
24歳の錦織は、4月のバルセロナ・オープン・サバデルで、、クレーコート初のタイトルを獲得しており、今回はクレーでの2勝目を狙う。
《クレー初優勝の錦織、全仏に期待<バルセロナ・オープン・サバデル>》また、大会後に発表された世界ランキングでは、17位から12位に浮上して自己最高位の11位とトップ10に大きく近づいた。
過去の同大会では、昨年3回戦で
R・フェデラー(スイス)に初めて勝利する金星をあげていた。その後の準々決勝では、
P・アンドゥハル(スペイン)に敗れるもベスト8入りを果たしていた。
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