男子テニスツアーのモンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、クレー)は19日、シングルス準決勝が行われ、第4シードの
R・フェデラー(スイス)が第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を7-5, 6-2のストレートで下し、大会4度目の決勝戦進出を決めた。
両者は今回が34度目の対戦となり、対戦成績は18勝16敗とフェデラーがリードした。今季はすでに2度対戦しており、今回は今季3度目の対戦だった。
この試合、フェデラーはファーストサービスが入った時に82パーセントの高い確率でポイントを獲得した。また、ジョコビッチのサービスゲームを3度ブレークに成功し、1時間14分で勝利をおさめた。
第1セット、ジョコビッチのサービスから始まったこのセットは、両者サービスゲームをキープしたままシーソーゲームとなった。第10ゲームでは、フェエラーがドロップショットから華麗にボレーを決め、観客を魅了してゲームカウント5-5とする。第11ゲームをブレークに成功したフェデラーは、続く第12ゲームでサービスエースを決めて第1セットを7-5で先取した。
第2セットは、第1ゲームをジョコビッチがサービスキープするが、その後フェデラーは2度のブレークに成功して4ゲーム連取し、ゲームカウント5-1とした。第7ゲームをジョコビッチがサービスキープで奪い返すも、最後はゲームカウント6-2とフェデラーがストレートでジョコビッチを下した。
決勝戦でフェデラーは、第6シードの
D・フェレール(スペイン)に勝利した
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。両者はともにスイス出身で、決勝は大会初のスイス人同士の対決となる。
両者は、過去に14度対戦しており、決勝で15度目の対戦となる。対戦成績は13勝1敗で、フェデラーが大きくリードしている。
世界ランク4位のフェデラーは、過去の同大会で2012・2013年は欠場しており、2006年から2008年の3年間は、決勝でいずれも
R・ナダル(スペイン)に敗れている。同大会での優勝経験はなく、今回は初のタイトル獲得と同時に今季2度目の優勝を狙う。
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