男子テニスツアーのモンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、クレー)は18日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)は第6シードの
D・フェレール(スペイン)に6-7 (1-7), 4-6のストレートで敗れ、準決勝進出とはならなかった。
この試合、ナダルはフェレールに合計4度のブレークを許してしまい、2時間13分で準々決勝敗退となった。
第1セット最初のゲームからフェレールにブレークを奪われ、中盤でブレークバックする。
第12ゲームでナダルがラブゲームでキープをしタイブレークに突入し、ナダルがギアを上げたかと思われたが、タイブレークではわずか1ポイントしか獲得できずセットを落とす。
第1セットでは55パーセントだったファーストサービスの確率を、第2セットでは72パーセントまで上げて安定したサービスゲームを展開したいナダルだったが、フェレールに序盤で2度のブレークを許す。その後ナダルは1度ブレークバッグするも、フェレールの粘り強いストロークからポイントを取りきることが出来ずにストレートで敗れた。
今大会の初戦(2回戦)でも
T・ガバシュビリ(ロシア)に1セット落としており、この大会、過去10度出場しているが3回戦より前でセットを落としたのは初めての事だった。
ナダルはフェレールとの対戦成績を21勝6敗とし、フェレールがナダルにクレーで勝利したのは2度目となり、2004年のメルセデス・カップ依頼の勝利である。
またナダルは昨日の勝利でモンテカルロ・マスターズを50勝、さらにはクレーコートでの勝利数を300勝とした記念でもあった今大会、クレーでの通算成績を300勝22敗、勝率93.1パーセントとした。
この大会8連覇を果たした世界ランク1位、クレーキング・ナダル、最多9度目の優勝は来年へと持ち越しとなったが、バルセロナ・オープン・サバデルや全仏オープンでの記録更新に期待がかかる。
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