女子テニスツアーの下部大会である亜細亜大学国際女子オープン(日本/西多摩、賞金総額1万ドル、ハード)は大会最終日の30日にシングルス決勝が行われ、第2シードの
井上雅(日本)が第5シードのN・ルアンサム(タイ)を1-6, 7-5, 6-1で下し、優勝をおさめた。
亜細亜大学(日の出キャンパス)で午前11時から開始予定だった決勝は、雨天のため会場を早稲田大学(東伏見キャンパス)の室内コートに移して行われた。
ここまで全試合ストレートで勝ち上がってきた井上は、準決勝で第4シードの
田中優季(日本)をフルセットで下して勝ち上がってきたルアンサムに第1セットを先取されるも2セットを連取して昨年8月以来、通算3度目となるITF女子サーキット大会でのタイトルを獲得した。
今年初タイトルの井上雅
井上は試合後、「国内で初めて優勝する事が出来てとても嬉しいです。ヌニダ選手がテンポが速く良いプレーをしてきましたが、自分のやるべきことをやって最後は気持ちでもっていけたことが勝因です。次はオーストラリアの1.5万ドル(の大会)に出場するので、そこでも勝ちにいきたいと思います。」と語った。
前日に行われたダブルスでは、第2シードの
波形純理(日本)/
米村明子(日本)組が
井上明里(日本)/J・チェ(韓国)組を6-2, 6-4で下し、優勝をおさめている。
今大会は16日まで開催されていたITF男子フューチャーズの亜細亜大学国際オープンと同様に、亜細亜大学を舞台に学生主体で運営が行われた。
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