女子テニスツアーの下部大会である亜細亜大学国際女子オープン(日本/西多摩、賞金総額1万ドル、ハード)は29日にダブルス決勝が行われ、第2シードの
波形純理(日本)/
米村明子(日本)組が
井上明里(日本)/J・チェ(韓国)組を6-2, 6-4で下し、優勝をおさめた。
ベテランの波形/米村組は強力なストロークを中心に序盤から先行し第2セットも優勢に進めて5-2とする。
ここから井上/チェ組が波形のサービスゲームのブレークに成功して5-4まで追い上げるも、最後は米村がサービスキープをして波形/米村組が優勝を決めた。
ネットプレーでも圧倒した波形/米村組
優勝後のスピーチで波形は、「大学でテニスをするのは馴染み深くて、亜細亜大学で学生の時にプレーをしたことはなかったですが、懐かしい雰囲気がして、すごく良いプレーが出来ました。」と語り、
米村は「(この大会は)暖かい感じで大好きな大会の一つです。1万ドルの大会は若手の登竜門と言われていますが、私たち30代ペアもまだまだ頑張りますので、応援をよろしくお願いします。」と語った。
同日行われたシングルス準決勝では、第2シードの
井上雅(日本)が
澤柳璃子(日本)を6-3, 6-4のストレートで下して決勝進出。
もう一方の準決勝は、第4シードの
田中優季(日本)が第5シードのN・ルアンサム(タイ)と対戦し、7-5, 6-7(1-7), 3-6の接戦の末に逆転負けを喫した。
シングルス決勝は30日の午前11時より行われる予定。
今大会は16日まで開催されていたITF男子フューチャーズの亜細亜大学国際オープンと同様に亜細亜大学を舞台に学生主体で運営がされており、25日から30日にかけて本戦が行われている。
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