男子テニスで元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)にはルーティーンがある。特にサービスとリターンの時に特徴がある。
《ナダルの独特なバンダナの巻き方やルーティーン》2001年の全米オープン決勝で
P・サンプラス(アメリカ)を下しグランドスラム初優勝を飾ったヒューイットは、翌年のウィンブルドンで四大大会2勝目をあげた。
その後は一時低迷するも、2004年の全米オープンで3年ぶりの決勝進出を果たし、2005年の全豪オープンでは決勝で
M・サフィン(ロシア)に敗れるも準優勝を飾った。
リターンを得意とするヒューイットは、以前からルーティーンがある。
まず両腕のリストバンドで汗をふき、ガットや振動止めを触り、右手に息を吹きかけて低い姿勢で構える。
またサービスの時には振動止めを触り、ボールを1度だけつく。そして、ラケットヘッドを下げたままサービスを放つ。
コートチェンジの時には、左肩にタオルをかけ、小さなフォアハンドの素振りをする癖もある。
男子テニス界でベテラン勢の33歳ヒューイットは、今年のブリスベン国際男子で
錦織圭(日本)や
R・フェデラー(スイス)らに勝利し、キャリア通算29度目の優勝を飾るなど、まだまだ輝きを失っていないヒューイットに今後も注目。
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