男子テニスツアーのドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権男子(ドバイ/アラブ首長国連邦、ハード)は24日、シングルス1回戦が行われ、第4シードの
R・フェデラー(スイス)が
B・ベッカー(ドイツ)を6-1, 6-4のストレートで下し、危なげなく初戦突破を決めた。
この試合、フェデラーは83パーセントの高い確率でポイントを獲得し、ベッカーに1度もブレークを許さないサービスゲームを展開。さらに4度のブレークチャンスから3度のブレークに成功し、1時間2分で勝利した。
第2セットの第6ゲームでは、フェデラーが股抜きショットを披露し、観客を大いに盛り上げた。
そのポイントではベッカーのロブに対し、フェデラーはベースラインまで下がり股抜きショットを放つ。そしてなんとか返球するベッカーだったが、最後はフェデラーがドロップショットを決めた。
両者は今回が4度目の対戦で、フェデラーはベッカーとの対戦成績を4勝0敗とした。
2回戦でフェデラーは、
R・シュティエパネック(チェコ共和国)と
M・ラッセル(アメリカ)の勝者と対戦する。
現在、32歳のフェデラーはドバイ選手権と相性が良く、過去5度の優勝を飾っている。
今大会の第1シードは連覇を狙う
N・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードは
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、第3シードはT・ベルディフ、第4シードはフェデラー、第5シードは
JW・ツォンガ(フランス)、第6シードはM・ヨージニ、第7シードは
P・コールシュライバー(ドイツ)、第8シードは
D・ツルスノフ(ロシア)。
シード勢が順当に勝ち進んだ場合、フェデラーはジョコビッチと準決勝で対戦する可能性がある。
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