男子テニスツアーのアメリカ国際インドアテニス選手権(アメリカ/メンフィス、ハード)は15日、シングルス準決勝が行われ、第1シードで昨年覇者の
錦織圭(日本)が世界ランク98位の
M・ラッセル(アメリカ)を6-3, 6-2のストレートで下し、2連覇と自身4度目のツアー優勝に王手をかけた。
この試合、錦織はファーストサービスが入った時に78パーセントの確率でポイントを獲得した。さらにラッセルのサービスゲームでは4度のブレークチャンスを全てものにし、1時間4分で決勝進出を決めた。
決勝で錦織は、第4シードの
ルー・イェンスン(台湾)と
I・カルロビッチ(クロアチア)の勝者と対戦する。
今大会で錦織は
B・ベッカー(ドイツ)、
A・ボゴモロフJR(ロシア)、ラッセルのノーシード3選手に勝利し、決勝進出を決めている。
《錦織、苦戦するも世界96位下して2年連続4強入り<アメリカ国際インドアテニス選手権>》《錦織が2連覇へ前進、世界88位下す<アメリカ国際インドアテニス選手権>》これまで錦織は2008年のデルレイ・ビーチ選手権、2012年の楽天ジャパン・オープン、2013年のアメリカ国際インドアテニス選手権で優勝している。また、今回の決勝進出でツアー6度目の決勝進出となった。
《錦織圭が初優勝 ブレイクを下す◇デルレイビーチ国際》《快挙をあげた錦織圭が喜びの会見◇楽天ジャパン・オープン》《優勝の錦織「信じられない気持ち」◇アメリカ国際インドアテニス選手権》一方、錦織に敗れたラッセルは、第7シードの
M・プルジシーズニー(ポーランド)、2回戦で
T・スミチェク(アメリカ)、準々決勝で元王者
L・ヒューイット(オーストラリア)を下し、準決勝へ駒を進めていた。
【錦織圭 アメリカ国際インドアテニス選手権 戦歴】
<2013年>
・1回戦 勝利
I・マルチェンコ(ウクライナ) 6-4, 7-5
・2回戦 勝利
D・ヤング(アメリカ) 6-3, 6-3
・準々決勝 勝利
M・チリッチ(クロアチア) 6-4, 6-2
・準決勝 勝利
M・マトセビッチ(オーストラリア) 6-4, 途中棄権
・決勝 勝利
F・ロペス(スペイン) 6-2, 6-3
<2011年>
予選1回戦 勝利 A・ボゴモロフJR 2-6, 6-4, 6-3
予選2回戦 敗退
J・ハイェク(チェコ共和国) 3-6, 1-6
<2009年>
・1回戦 敗退
M・バグダティス(キプロス) 5-7, 3-6
<2008年>
・予選1回戦 勝利
Al・クズネツォフ(アメリカ) 6-4, 6-4
・予選2回戦 敗退
B・レイノルズ(アメリカ) 2-6, 0-3, 途中棄権
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