男子テニスツアーのアメリカ国際インドアテニス選手権(アメリカ/メンフィス、ハード)は14日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードで昨年覇者の
錦織圭(日本)が世界ランク96位の
A・ボゴモロフJR(ロシア)を3-6, 6-3, 6-2の逆転で下し、2年連続のベスト4進出を決めた。
コーチの
M・チャン(アメリカ)が見守る中行われたこの試合、第1セットを落とした錦織は第2セットからサービスの調子を徐々に上げこのセットをとり、セットカウント1-1とする。
そして、第3セットでは第5ゲームでボゴモロフJRのサービスゲームをブレークすると勢いに乗り、第7ゲームもブレークする。その後、第8ゲームのサービング・フォー・ザ・マッチではサービスキープし、2時間18分で逆転勝利をおさめた。
昨年のアメリカ国際インドアテニス選手権で錦織は
I・マルチェンコ(ウクライナ)、
D・ヤング(アメリカ)、
M・チリッチ(クロアチア)、
M・マトセビッチ(オーストラリア)、
F・ロペス(スペイン)を下してツアー3度目のタイトルを獲得しており、今年は大会2連覇を狙う。
《錦織圭が3度目の優勝、31歳を寄せ付けず◇アメリカ国際インドアテニス選手権》準決勝で錦織は、第3シードの
L・ヒューイット(オーストラリア)と
M・ラッセル(アメリカ)の勝者と対戦する。
もし錦織とヒューイットが対戦する場合は、今回が通算3度目の対戦となる。両者は今年のブリスベン国際男子準決勝で対戦し、その時は錦織が逆転負けを喫している。
《錦織は6度目の決勝進出ならず、元王者に逆転許す<ブリスベン国際男子>》一方、敗れたボゴモロフJRは、1回戦で第6シードの
S・クエリー(アメリカ)、2回戦で
R・ハリソン(アメリカ)を下してベスト8へ進出していた。
30歳のボゴモロフJRは、これまでツアー優勝の経験はなく、世界ランキングの自己最高は2011年に記録した33位。
【錦織圭 アメリカ国際インドアテニス選手権 戦歴】
<2013年>
・1回戦 勝利 I・マルチェンコ 6-4, 7-5
・2回戦 勝利 D・ヤング 6-3, 6-3
・準々決勝 勝利 M・チリッチ 6-4, 6-2
・準決勝 勝利 M・マトセビッチ 6-4, 途中棄権
・決勝 勝利 F・ロペス 6-2, 6-3
<2011年>
予選1回戦 勝利 A・ボゴモロフJR 2-6, 6-4, 6-3
予選2回戦 敗退
J・ハイェク(チェコ共和国) 3-6, 1-6
<2009年>
・1回戦 敗退
M・バグダティス(キプロス) 5-7, 3-6
<2008年>
・予選1回戦 勝利
Al・クズネツォフ(アメリカ) 6-4, 6-4
・予選2回戦 敗退
B・レイノルズ(アメリカ) 2-6, 0-3, 途中棄権
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