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男子テニスツアーのアメリカ国際インドアテニス選手権(アメリカ/メンフィス、インドアハード)は決勝戦を行い、第5シードの錦織圭(日本)がノーシードのF・ロペス(スペイン)を6-2, 6-3で一蹴し、1時間7分で嬉しいATPツアー3勝目を飾った。これで錦織は、決勝戦での戦績を3勝2敗とした。
錦織の初優勝は2008年のことで、デルレイビーチの大会でJ・ブレイク(アメリカ)を下してのタイトルだった。
3度目の優勝を果たした錦織は、試合後「今日の自分のプレーには、とても満足している。優勝出来て、信じられない気持ち。」と、コメント。
加えて「重要なポイント全てで、集中するように試みた。1週間通じて、サービスが好調だった。練習をたくさん重ねているから、テニスが向上しているし、もっともっと優勝出来ればいいなと思っている。」と、錦織。
今大会はシード勢が相次いで敗退しており、準決勝に進んだシード選手は錦織ただ1人。23歳の錦織は、優勝まで1セットも落とさない完璧なプレーを披露し、今季の戦績を11勝2敗とした。
2011年4月にバルセロナで行われたクレーの大会で錦織を下していたロペスだったが、この日の決勝戦では錦織の勢いに押されて敗戦を喫した。ロペスは2010年2月のヨハネスブルクの大会以来、久しぶりの優勝を狙っていたが、ツアー3勝目はならなかった。
31歳のロペスは、今回がツアー8度目の決勝戦で、優勝すれば今季最年長優勝を達成、さらに世界ランキングは47位からトップ30入りするところだった。
サービスを得意とするロペスは、大会を通じて38本のサービスエースを放ち、決勝戦でも8本のエースを記録したが、ダブルフォルトは3本犯し、不安定なプレーで敗退した。
決勝戦の錦織は、第1セットでロペスのサービスゲームを2度ブレークすると、このセットを先取する。
第2セットでも勢いを失わなかった錦織は、第1ゲームでロペスのサービスゲームをブレークし、試合の流れを掴む。続く第2ゲームではロペスに反撃され、0-40とブレークポイントを握られる。しかし、そこからデュースにした錦織が2ポイント連続でポイントを獲得、ゲームカウント2-0とすると、このリードを維持して第2セットをゲームカント6-3で奪取、嬉しい優勝を決めた。
最後、第9ゲームのロペスのサービスゲームでは、錦織が15-30からバックのパッシングショットを決め、15-40とする。その後のポイントでは、ロペスにポイントを取られるも、30-40からのポイントでロペスのバックハンドがアウトし、ゲームセットとなった。勝利を決めた錦織は、ラケットをコートに落とし、両腕を上げて勝利を噛みしめた。
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