テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 日本対カナダ戦は1日、大会2日目に登場した
錦織圭(日本)/
内山靖崇(日本)組が
D・ネスター(カナダ)/
F・ダンチェビッチ(カナダ)組を6-3, 7-6 (7-3), 4-6, 6-4で下し、日本は通算2勝1敗とワールドグループ初勝利へ王手をかけた。
この試合、錦織/ 内山靖崇組は第1セットを先取するも、第2セットはゲームカウント4-5とネスター/ ダンチェビッチ組にリードを許す。しかし、そこからタイブレークの末に第2セットをとり、セットカウント2-0と勝利まであと1セットとする。
第3セット、錦織/ 内山靖崇組は第10ゲーム、内山靖崇のサービスゲームでダブルフォルトなどが影響し、このセットを落としてしまう。
その後の第4セットでは第1ゲームでブレークに成功した錦織/ 内山靖崇組が勢いに乗り、勝利をおさめた。
当初、日本からは
杉田祐一(日本)/ 内山靖崇組が出場する予定だったが、杉田祐一から錦織に変更した。対するカナダもネスター/
V・ポスピシル(カナダ)組からネスター/ ダンチェビッチ組に変えた。
錦織と内山靖崇は昨年の楽天ジャパン・オープンでダブルスに出場するも、その時は初戦で敗れていた。
錦織とペアを組んだ21歳の内山靖崇は、先週のマウイ・チャレンジャーのダブルスで優勝し、好調を維持していた。
今大会初日は錦織が
P・ポランスキー(カナダ)を6-4, 6-4, 6-4のストレートで下し、日本が1勝目をあげる幸先の良いスタートを切った。しかし、第2試合に登場した
添田豪(日本)はダンチェビッチに4-6, 6-7 (2-7), 1-6のストレートで敗れたため、1勝1敗としていた。
明日2月2日(日)はシングルス2試合が行われ、日本からは錦織と添田豪が登場する予定。日本は錦織と添田豪のシングルスどちらかの勝利でワールドグループ初のベスト8進出となるため、2月2日(日)のシングルスに大きな期待がかかる。
もし日本がカナダを下した場合、準々決勝では2連覇しているチェコ共和国とオランダのどちらかと対戦する。
デビスカップは他の大会とは異なる形式となっており、初日に各国1位の選手と2位の選手によるシングルスをそれぞれ行い、2日目にダブルス1試合、最終日の3日目は両国1位と2位同士のシングルス2試合の合計5試合が行われ、3勝した国が勝利する事となる。
日本とカナダ戦の組み合わせは、以下の通り。
【大会1日目】
・シングルス第1試合:錦織圭 ○-× P・ポランスキー
・シングルス第2試合:添田豪 ×-○ F・ダンチェビッチ
【大会2日目】
・ダブルス第1試合:錦織圭/ 内山靖崇 ○-× D・ネスター/ F・ダンチェビッチ
【大会3日目】
・シングルス第1試合:錦織圭 vs F・ダンチェビッチ
・シングルス第2試合:添田豪 vs P・ポランスキー
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