テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は18日、男子シングルス3回戦が行われ、第16シードの
錦織圭(日本)が世界ランク91位の
D・ヤング(アメリカ)との同年代対決を7-5, 6-1, 6-0のストレートで制し、3年連続のベスト16進出を決めた。
両者24歳の同年代対決となったこの試合、第1セットで錦織は強烈なストロークとネットプレーで攻めてくるヤングに苦戦する。しかし、落ち着きを取り戻した錦織が第1セットを先取。
その後は試合の流れを引き寄せた錦織が華麗なパッシングショットを決めるなどで会場を沸かせ、ストレートで勝利した。
今回の対戦で錦織はヤングとの対戦成績を2勝0敗とした。
3回戦前に錦織は「同年代で、今上がってきている選手。」と、話していた。
ヤングは現在の世界ランキングで91位とするも、2012年には38位にまでのぼりつめた実力者。
4回戦で錦織は、第1シードで世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)と第25シードの
G・モンフィス(フランス)の勝者と対戦する。
錦織とナダルは昨年の全仏オープン4回戦で対戦している。また、錦織はナダルに5連敗を喫している。錦織とモンフィスが対戦する場合は、今回が初となる。
錦織は、今大会1回戦で
M・マトセビッチ(オーストラリア)に激闘の末に勝利した。2回戦では
D・ラヨビッチ(セルビア)をストレートで下した。この2試合は、気温が40度を超える中での戦いだった。
今季、錦織はシーズン開幕戦であるブリスベン国際男子で2年連続のベスト4へ駒を進めるも、準決勝で元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)に逆転で敗れた。その後はエキシビション大会のAAMIクラシックで大会初優勝を飾った。
【錦織圭 全豪オープン戦歴】
<2013年>
・1回戦 勝利
V・ハネスク(ルーマニア) 6-7 (5-5), 6-3, 6-1, 6-3
・2回戦 勝利
C・ベルロク(アルゼンチン) 7-6 (7-4), 6-4, 6-1
・3回戦 勝利
E・ドンスコイ(ロシア) 7-6 (7-3), 6-2, 6-3
・4回戦 敗退
D・フェレール(スペイン) 2-6, 1-6, 4-6
<2012年>
・1回戦 勝利
S・ロバート(フランス) 6-1, 7-6 (9-7), 6-0
・2回戦 勝利
M・エブデン(オーストラリア) 3-6, 1-6, 6-4, 6-1, 6-1
・3回戦 勝利
J・ベネトー(フランス) 4-6, 7-6 (7-3), 7-6(7-4), 6-3
・4回戦 勝利
JW・ツォンガ(フランス) 2-6, 6-2, 6-1, 3-6, 6-3
・準々決勝 敗退
A・マレー(英国) 3-6, 3-6, 1-6
<2011年>
・1回戦 勝利
F・フォニュイーニ(イタリア) 6-1, 6-4, 6-7 (4-7), 6-4
・2回戦 勝利
F・マイヤー(ドイツ) 6-4, 6-3, 0-6, 6-3
・3回戦 敗退
F・ベルダスコ(スペイン) 2-6, 4-6, 3-6
<2009年>
・1回戦 敗退
J・メルツァー(オーストリア) 5-7, 2-6, 1-6
【錦織圭 vs ラファエル・ナダル 過去の対戦成績】
<2013年>
・全仏オープン4回戦 錦織圭 4-6, 1-6, 3-6 R・ナダル
<2012年>
・ソニー・オープン男子4回戦 錦織圭 4-6, 4-6 R・ナダル
<2011年>
・ソニー・オープン男子2回戦 錦織圭 4-6, 4-6 R・ナダル
<2010年>
・ウィンブルドン1回戦 錦織圭 2-6, 4-6, 4-6 R・ナダル
<2008年>
・AEGON選手権3回戦 錦織圭 4-6, 6-3, 3-6 R・ナダル
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《全豪オープンテニス2014みどころ》(コメントはWOWOWから抜粋)