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【コラム】2年連続でナダルに阻まれたジョコビッチの夢<激闘シリーズ その4>

今季2度目のグランドスラム、全仏オープンに第1シードで臨んだN・ジョコビッチ(セルビア)は、初の全仏タイトル獲得と同時に、全てのグランドスラムでの優勝となるキャリア・グランドスラム達成の夢を2年連続でR・ナダル(スペイン)に阻まれる事となった。

順当に勝ち上がったジョコビッチは準決勝で宿敵ナダルと顔を合わせた。

ナダルは膝の怪我のため、昨年のウィンブルドン後にツアー離脱。キャリア最長となる7カ月もの間コートから離れ2月に復帰したばかりだった。

しかし復帰後のナダルは全仏まで8大会に出場し、全てで決勝進出。6度の優勝と2度の準優勝を飾るなど、本来の調子を取り戻していた。

第1セットはクレー・キングと言わしめるナダルのプレーにジョコビッチは1度もブレークポイントさえ握れず、第7ゲームでナダルにブレークを許すと第1セットを先取されてしまう。

第2セットも先にブレークに成功したのはナダルで、そのままナダルが試合の主導権を握るかに思われた。しかしゲームカウント2ー3からジョコビッチは反撃に出て4ゲーム連取して第2セットを奪い返した。

息を吹き返したプレーを見せていたジョコビッチだったが、第3セットは再びナダルの猛攻に合うと、いきなり5ゲームを連取され、このセットは1ゲーム奪うのがやっとだった。

第4セット、出だしでブレークを奪ったナダルがこのまま勝利を決めるかと思われたが、ジョコビッチがすかさずブレークバック。
その後、再びブレークに成功したナダルはサービング・フォー・マッチを迎えるも、粘るジョコビッチはまたしてもブレークバックし、そのセットをタイブレークの末に奪い返し、試合はファイナル・セットへと持ち込まれた。

そのファイナル・セット、先にブレークしたのはジョコビッチだった。そしてこのまま自身のサーブをキープすれば初の全仏タイトル獲得だったが、普段なら考えられないようなミスを犯してしまう。

ゲームカウント4ー3からの自身のサービスゲームでは、ネット際のチャンスボールを打った際にネットに触れてしまう痛恨のミスを犯すなどブレークバックを許してしまう。

その後も主導権を握ったラリーで、ナダルが股抜きショットで辛うじて返球したロブをスマッシュミス。

ゲームカウント7ー8からのジョコビッチのサービスゲームでは、最初のポイントでナダルが放ったロブをジョコビッチがスマッシュをミスしてしまうなど、このゲームをブレークされてゲームセット。

勝敗を決める第5セットでジョコビッチが犯してしまった3本のイージーミスが、この4時間37分の激闘の明暗を分けた形となってしまった。

【全仏オープン準決勝】
●ジョコビッチ vs. ○ナダル, 4-6, 6-3, 1-6, 7-6 (7-3), 7-9

ジョコビッチは「このタイトルがどうしても欲しい。だから今はかなり落胆している。」と敗戦への正直な気持ちを語り「それでもこれが世界の終わりではない。今の気分は最悪だけど、これからも何年もまだテニス人生は続く。またここへ帰ってきて、勝つために努力し続けるよ。」と、思いの丈をコメントした。

2012年の全仏オープンは決勝戦で、そして今年は準決勝で再びナダルに敗れキャリア・グランドスラムの夢はまたしても来年へと持ち越された。

(記事/弓削忠則)


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《激動の2013年シーズンをプレイバック!(前編) ATP男子ツアーマガジン Vol.198》

《ジョコビッチも唖然の完璧なドロップショットに観客が熱狂!ATP男子ツアーマガジン Vol.196》
(2013年12月11日10時47分)

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