男子テニスのATPワールドツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は11日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第1シードの
R・ナダル(スペイン)を6-3, 6-4のストレートで下し、大会2連覇を達成すると同時に、優勝賞金192万3,000ドル(約1億9,200万円)を手にした。また、今季7度目のタイトル獲得となった。
この試合、ジョコビッチはナダルに1ブレーク許すも、11度のブレークチャンスから3度のブレークに成功し、1時間36分で勝利した。
今回の対戦で、ジョコビッチはナダルとの対戦成績を17勝22敗とした。
2連覇を決めたジョコビッチは「ラファ(ナダル)と彼のチームに素晴らしいシーズンを送り、シーズンを世界1位で終える事を祝福したい。」と、話した。
「この大会はシーズンを終えるには最高の舞台。観客の皆さんも最高だった。テニスへの情熱も素晴らしいし、この1週間会場へ応援に訪れてくれた事は感謝の気持ちで一杯。」
「応援ありがとうございました。そしてスポンサー、ボールキッズ、加えてこの大会を支えてくれた方々、本当にありがとうございました。必ず来年も帰ってきます。」
「最後に、自分が常に信頼を寄せているチームや近くにいてくれた方々やコーチにも感謝したい。コートでは1人で戦っていて個人競技のように見えるけど、大きな成功にはそんな人達のサポートが無ければ成し遂げられなかった事。本当に感謝している。」
ジョコビッチは来週末に、祖国セルビアのベオグラードにチェコ共和国を迎えてデビスカップの決勝戦を行う。ジョコビッチのシーズンはまだ終わっていない。
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