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「ベビー・フェデラー」ディミトロフ、更なる飛躍なるか

女子テニスで元世界ランク1位のM・シャラポワ(ロシア)との交際が公になった22歳のG・ディミトロフ(ブルガリア)。今季はここまで世界のトップ40を維持する活躍をみせており、2014年シーズンは更なる飛躍の年にするべく意気込みを語った。

今季開幕戦のブリスベン国際男子で自身初となるATPツアー決勝戦進出を果たし、A・マレー(英国)に敗れたものの、準決勝を飾ったディミトロフ。その後、5月に行われたムチュア・マドリッド・オープン男子2回戦では、世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)を下す大金星を飾るなど、クレーシーズンで安定した成績を収めていた。

これまでディミトロフは、フォームやプレースタイルがR・フェデラー(スイス)と似ている事から“ベビー・フェデラー”と呼ばれ、多くの期待を寄せられていたが、世界を転戦している間には厳しい敗戦なども経験し、トップ選手として1年間ツアーを戦い抜くには安定した成績を収める事の大切さを痛感していた。

「今季は、これまでのテニス人生で最高のシーズンを送る事が出来ている。いくつかの大会で良い結果も残せているし、それには満足している。ツアー初優勝を狙っているし、それは現時点で自分の目標としている事。大きな大会でのステップアップと、ハードコートでの活躍を期待している。」

「時にはいくつかの厳しい敗戦も味わった。でも、それが現代のプロツアー。毎週毎週試合を続ける事は、簡単な事ではない。でも、それが1番大切な事。つまり、安定した成績を収める事。それが次の大会へ向けて、更なる自信や貪欲さ、そしてモチベーションへつなげる。自分がする全ての事での安定感が、今のツアーで戦っていくために必要。」

現代のテニス界では、20代後半になって絶頂期を迎える選手が多い。ディミトロフ自身も、同世代の若い選手より経験を積んだ選手達が好成績をあげる傾向がある事を実感していた。

「長年ツアーにいる選手達は、色々なものを見て、色々な事をしてきた。その中で過ちから多くを学んだ事だろう。若い選手達は、常に前へ進んでいる。僕ら若手は、自分の地位を確立するために常に前進している。そして、何とかトップ選手の仲間入りをしようと必死。それには時間が必要なんだ。」

ディミトロフは、今年から練習の拠点をスウェーデンの『グッド・トゥー・グレート・テニス・アカデミー』へ移し、肉体改造にも努めていた。それはテニス界のトップで活躍するには必要な事と認識して取り組んでいる事で、その成果が今季の活躍につながっている。

「今年はとても練習に励んでいる。練習する事は好きだし、新しい事にチャレンジする事も好き。いつも、だだ1つの事だけをしているのは好きではない。自分のテニスでいくつかの部分で改善させたいし、肉体的にも向上させたいと思いながらトレーニングをしている。そうする事で、より多くの試合もこなせる。もっと多く試合をこなせるし、より多くの大会にも出場出来る。今季は本当に色んな面で改善出来たし、それは1番大切な事だと感じている。」

「今、1番重きを置いているのはグランドスラム。これまでどのグランドスラムでも2週目に残れていない。それは簡単な事ではないし、1週目にも様々な事が起こる。それがグランドスラムさ。」

「5セットマッチで戦うグランドスラムでは、肉体的な強さが必要。同時に、グランドスラムに臨む前の数週間をどう過ごすか、そしてグランドスラムに入ってからどう過ごすかも大きな役割になっている。その後は、全て自分自身の問題。コートで2・3・4時間をどうプレーするか。」

これまで指導を受けていたコーチとのコンビを解消して、しばらく単独でツアーを回っているディミトロフは、ともにツアーを回る相性の良いコーチを見つけ出す事を期待しているものの、その難しさも明かした。

「何かが違うと感じたら、それは変えなければいけない事。自分の頭の中に特定の考えがあっても、それがコーチの考えと一致しなければ、その後もそのコーチとともにツアーを回るのは厳しい事になるし、最高のパフォーマンスをする事も難しくなってしまう。」

「これまでは多くの事で変化をもたらしてきた。色んなコーチとね。それは隠そうとも思わないし、明らかな事。常に新しいものを探しているし、そうする事でより良い状態になると願っているから。そうしている事は何も辛い事ではないし、自分の人生の次のステップだと感じている。もちろん簡単ではない。でも新しい事、フレッシュな事を探している。」

“ベビー・フェデラー”を脱ぎ捨てて、グリゴール・ディミトロフとしての存在を確立させ、近い将来トップ10はもちろんの事、世界のトップ選手としてその存在を確立させられるかに期待が膨らむ。


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(翻訳・記事/弓削忠則)
(2013年10月4日16時52分)

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