女子テニスツアーの東レ・パンパシフィック・オープン(日本/東京、ハード)は24日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
V・アザレンカ(ベラルーシ)は
V・ウィリアムズ(アメリカ)に2-6, 4-6のストレートで敗れた。第1シードが3回戦を前に敗退するのは、2009年の
D・サフィーナ(ロシア)以来4年ぶりの波乱となった。
両者は今回が3度目の対戦で、アザレンカはヴィーナスに対し0勝3敗となった。
この試合、世界ランク2位のアザレンカは序盤でダブルフォルトを連発するなど精彩を欠いたプレーで同63位のヴィーナスに3度のブレークを許し、このセットを落としてしまう。
第2セットに入ってもアザレンカは本来の力を発揮する事が出来ず、2回戦で姿を消した。
今年の全豪オープンで大会2連覇を達成したアザレンカは、全仏オープンでもベスト4へ進出するなど好調を維持していた。しかし、ウィンブルドンでは2回戦で試合中に足を痛めるアクシデントに見舞われ怪我を負ってしまった。
その後、怪我から復帰したアザレンカは全米オープンで決勝進出を果たすも、ヴィーナスの妹である
S・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れ、2年連続で準優勝に終わった。
24歳のアザレンカはキャリア通算17度の優勝を飾っている。
一方、アザレンカに勝利した33歳のヴィーナスは、キャリア通算44度のタイトルを獲得しており、そのうちウィンブルドンでは5度、全米オープンでは2度の優勝を飾っている。
3回戦でヴィーナスは、
A・ペトコビッチ(ドイツ)をストレートで破った第13シードの
S・ハレプ(ルーマニア)と対戦する。
今大会は上位シード勢が3回戦を前に姿を消しており、第3シードの
S・エラーニ(イタリア)、第8シードの
R・ビンチ(イタリア)、第9シードの
S・スティーブンス(アメリカ)、第10シードの
C・スアレス・ナバロ(スペイン)、第14シードの
K・フリッペンス(ベルギー)は2回戦敗退となった。
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