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22日に開幕する東レ・パンパシフィック・オープン(日本/東京、ハード)に出場を予定していた世界ランク3位のM・シャラポワ(ロシア)が右肩の怪我を理由に欠場すると発表した。さらに昨年優勝者のN・ペトロワ(ロシア)は左股関節の怪我、J・ハンプトン(アメリカ)は左アキレス腱の怪我を理由に、それぞれ欠場する事となった。
シャラポワは、全仏オープンで準優勝を飾ってから現在までわずか3試合しかしておらず、相次ぐ怪我に悩まされている。
6月のウィンブルドンでは2回戦で予選勝者のM・ラルシェル・デ・ブリート(ポルトガル)にストレートで敗れた。その試合、シャラポワは芝に足を取られ何度か転倒する場面が見られ、その後に出場を予定していた大会も、腰の怪我を理由に欠場していた。
7月後半のバンク・オブ・ウエスト・クラシック、その翌週のロジャーズ・カップ女子と、出場を楽しみにしていた大会を立て続けに欠場したシャラポワは、元世界王者のJ・コナーズ(アメリカ)をコーチに招き入れるなど話題作りに事欠かさなかったが、観客のいるコートに姿を見せる事は無かった。
シャラポワが再びコートに姿を見せたのは、8月にシンシナティで行われたW&Sオープンで、1カ月半ぶりの公式戦となった。第3シードのため1回戦を免除されたシャラポワが初戦となった2回戦で対戦したのは、全豪オープンで女王S・ウィリアムズ(アメリカ)をも打ち破った若手のS・スティーブンス(アメリカ)だった。
そのスティーブンスにフルセットの末に敗れたシャラポワは、大会直後にコーチのコナーズを解任し「自分のテニス人生で、今の時期にはしっくりとこなかった。」と、明かしている。
そして、今年最後となるグランドスラムの全米オープンに向けて調整を続けていたシャラポワだったが、その大一番の大会でさえも出場を見送るほど、万全な状態に戻すことは出来ずにいた。
シャラポワは北米ハードコートシーズンで試合をほとんど行うことが出来ず、シーズン終盤を迎えた今でも怪我と戦っている。今大会の出場を見送ったシャラポワは、その翌週に行われるチャイナ・オープン女子への出場を予定している。
また、今年6月に現役復帰を果たした元女王のM・ヒンギス(スイス)が今大会のダブルスに出場を予定していたが「個人的都合」のため欠場することを発表していた。
今大会には女王セリーナを筆頭にV・アザレンカ(ベラルーシ)、A・ラドワンスカ(ポーランド)、S・エラーニ(イタリア)、C・ウォズニアキ(デンマーク)、A・ケルバー(ドイツ)といった世界トップランカーに加え、森田あゆみ(日本)、クルム伊達公子(日本)といった日本女子勢の活躍にも注目が集まっている。
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