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6年ぶりの現役復帰を果たした元女王M・ヒンギス(スイス)は、ここ2ヶ月の間でグランドスラムを含む5大会に出場している。
「シングルスでの復帰は無い」というヒンギスは、D・ハンチュコバ(スロバキア)とのダブルスで復帰戦を白星で飾った。しかし、北米のハードコートシーズンを送ったヒンギスだが、その後半はとても厳しいドローとなっていた。
復帰戦となったサザン・カリフォルニア・オープン、翌週のロジャーズカップ女子の2大会連続で初戦突破を果たしたヒンギス/ ハンチュコバ組だったが、W&Sオープンと全米オープンでは、大会序盤から女子ダブルスランク1位のS・エラーニ(イタリア)/ R・ビンチ(イタリア)組とぶつかることとなった。
「8週間連続でプレーしてきたわ。」口火を切ったヒンギスは、2度目の現役復帰をしてから今までを振り返り、こう明かした。
「(2010年の)ウィンブルドン、ワールド・チーム・テニスからすっかりプレーをしていない。楽しんできたし、良いプレーができていると感じているわ。でも、私の体は"何をしているの?"と悲鳴を上げている。」
「たくさん試合をしてきたけど、体がまだ慣れていない。ハードコートは復帰に易しいサーフェスでは無いと思うわ。クレーコートの時はこのような問題は無かった。今よりも試合をこなしていたわ。」
再びフラッシングメドウズという全米オープンの大舞台に戻って来たヒンギスは、エラーニ/ ビンチ組にストレートで敗れはしたものの、充実した試合だったことを語った。
「いつも大舞台を楽しんできた。このようなスタジアムで試合することに、とても意味があるものだと考えている。」
大勢の観客からの声援にも満足した様子のヒンギス。
「ここに来た人々は(試合を)楽しんだわ。そして心からの声援を送ってくれた。観客は、私たちにセットを取ってイーブンに戻し、そして第3セットが見られるような良いプレーを期待していたわ。そうなれば、本当に楽しい試合になっていたと思う。女子ダブルスの試合でこんな大観衆が見られるなんて事はめったにないわ。だからそれ以上求める事は無かった。」
ヒンギスは東レ・パンパシフィック・オープン、チャイナ・オープン女子のダブルスに出場を予定していたが、個人的都合のため東レ・パンパシフィック・オープンの出場を見送っている。
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