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「あの勝利が自信に繋がった」ナダルが全米優勝のきっかけ明かす

今季最後のグランドスラムである全米オープン男子シングルスで優勝を飾ったR・ナダル(スペイン)は、決勝戦で対戦した世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)との戦い方を、過去の敗戦から学んでいた事を明かした。

両者の対戦はこれで37回目となり、同じ選手での対戦回数としては史上最多となる。

両者が初めて対戦した2006年から2010年までの23回の対戦では、ナダルが16勝7敗と優勢だったが、ジョコビッチが実力を付け始めた2011年から2012年の全豪オープンまで、ジョコビッチが7連勝を飾っていた。

しかしそれ以降、今回の全米オープン決勝戦までの7回の対戦ではナダルが6勝1敗と、再びジョコビッチから勝利を重ねた。

ナダルはその7連敗中の2011年の全米オープンでの敗戦が、ジョコビッチを下す鍵を握ったと明かす。その試合はジョコビッチが6-2, 6-4, 6-7 (3-7), 6-1で下していた。

「第3セットをタイブレークの末に奪えたのは大切な瞬間だった。状況を変える事も出来たし、それまでの彼(ジョコビッチ)との対戦と比べるとはるかに前向きに戦ったんだ。そして戦い方が見えたんだ。どんなポイントでも走り回り、戦い抜く。そして攻撃的にね。あの第3セットではそれをやり遂げられたんだ。」とナダルは振り返る。

その試合をビデオで見返したナダルは「あのセットでは驚くようなポイントがあった。長いラリーがね。そんなポイントでは、観客が沸き立っていてボールを打つ音さえ聞こえなかった。つまり、とても質の高いプレーをしていた証拠なんだ。そして彼が自信を失ったり、自分のテニスの何かを失う瞬間を待ったんだ。」と、ジョコビッチからポイントを奪う方法を見い出していた。

次の対戦となった2012年の全豪オープンの決勝戦でもナダルはジョコビッチに敗れたが、その時はフルセットにもつれ、グランドスラムの決勝戦では史上最長となる約6時間に及ぶ死闘を繰り広げていた。

「あのオーストラリアでの試合は、とてもハッピーな気持ちで終える事が出来たんだ。だって次の対戦の時は、必ず劇的な変化を見せられるという自信を持っていたからさ。」

そしてその3ヶ月後のモンテカルロ・マスターズの決勝戦では、ナダルが語ったようにストレートでジョコビッチを下し、その後の勝利の始まりとなった。

ジョコビッチから勝利を飾るためには、よりベースラインに近づいて可能な限り攻撃的なプレーをする事だと勝ち方を見つけたナダルは「あの勝利の後は、精神的にかなりの自信に繋がったし、その後の彼との対戦では自信を持ってコートで戦えるようになったんだ。」と精神面の変化も加えていた。

ナダルのそれまでのライバルはR・フェデラー(スイス)と言われていたが、ナダルとフェデラーはプレースタイルに違いがあるものの、ナダルとジョコビッチには似通う点が見られる。

コートの隅々までカバーするフットワークに、どんなボールも相手コートへ返球し、チャンスがあると反撃に転じる。

その証拠が月曜日に行われた全米オープン決勝戦で見せた、1ポイントで54回もの長いラリーだった。それは第3セットの第6ゲームでジョコビッチがナダルから握ったブレークポイントでの事で、見事にそのポイントを勝ち取ったジョコビッチがナダルからブレークを奪った瞬間だった。

「ノヴァーク(ジョコビッチ)と自分は、どんなポイントも必死に戦って、どのポイントも長いラリーになる。そして全てのポイントで戦略があるんだ。だから彼との対戦はとてもタフ。そして全ての試合が特別でもある。」とナダルもジョコビッチとの試合について語っていた。

そして「時にはどうやって彼を倒すか分からない時だってある。でもきっと彼だって似たような気持ちでいると思う。でもそれが一番大切な事なんだ。彼と対戦すると自分の限界の力を出す事が出来る。彼も自分との対戦でそう感じてもらいたえらと強く願うよ。」とナダルは最後に、ジョコビッチへの思いを加えていた。

(翻訳・記事/弓削忠則)

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《新たな伝説を目指す王者ジョコビッチ!ATP男子ツアーマガジン Vol.183》
(2013年9月12日12時28分)

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