- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

「あの勝利が自信に繋がった」ナダルが全米優勝のきっかけ明かす

今季最後のグランドスラムである全米オープン男子シングルスで優勝を飾ったR・ナダル(スペイン)は、決勝戦で対戦した世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)との戦い方を、過去の敗戦から学んでいた事を明かした。

両者の対戦はこれで37回目となり、同じ選手での対戦回数としては史上最多となる。

両者が初めて対戦した2006年から2010年までの23回の対戦では、ナダルが16勝7敗と優勢だったが、ジョコビッチが実力を付け始めた2011年から2012年の全豪オープンまで、ジョコビッチが7連勝を飾っていた。

しかしそれ以降、今回の全米オープン決勝戦までの7回の対戦ではナダルが6勝1敗と、再びジョコビッチから勝利を重ねた。

ナダルはその7連敗中の2011年の全米オープンでの敗戦が、ジョコビッチを下す鍵を握ったと明かす。その試合はジョコビッチが6-2, 6-4, 6-7 (3-7), 6-1で下していた。

「第3セットをタイブレークの末に奪えたのは大切な瞬間だった。状況を変える事も出来たし、それまでの彼(ジョコビッチ)との対戦と比べるとはるかに前向きに戦ったんだ。そして戦い方が見えたんだ。どんなポイントでも走り回り、戦い抜く。そして攻撃的にね。あの第3セットではそれをやり遂げられたんだ。」とナダルは振り返る。

その試合をビデオで見返したナダルは「あのセットでは驚くようなポイントがあった。長いラリーがね。そんなポイントでは、観客が沸き立っていてボールを打つ音さえ聞こえなかった。つまり、とても質の高いプレーをしていた証拠なんだ。そして彼が自信を失ったり、自分のテニスの何かを失う瞬間を待ったんだ。」と、ジョコビッチからポイントを奪う方法を見い出していた。

次の対戦となった2012年の全豪オープンの決勝戦でもナダルはジョコビッチに敗れたが、その時はフルセットにもつれ、グランドスラムの決勝戦では史上最長となる約6時間に及ぶ死闘を繰り広げていた。

「あのオーストラリアでの試合は、とてもハッピーな気持ちで終える事が出来たんだ。だって次の対戦の時は、必ず劇的な変化を見せられるという自信を持っていたからさ。」

そしてその3ヶ月後のモンテカルロ・マスターズの決勝戦では、ナダルが語ったようにストレートでジョコビッチを下し、その後の勝利の始まりとなった。

ジョコビッチから勝利を飾るためには、よりベースラインに近づいて可能な限り攻撃的なプレーをする事だと勝ち方を見つけたナダルは「あの勝利の後は、精神的にかなりの自信に繋がったし、その後の彼との対戦では自信を持ってコートで戦えるようになったんだ。」と精神面の変化も加えていた。

ナダルのそれまでのライバルはR・フェデラー(スイス)と言われていたが、ナダルとフェデラーはプレースタイルに違いがあるものの、ナダルとジョコビッチには似通う点が見られる。

コートの隅々までカバーするフットワークに、どんなボールも相手コートへ返球し、チャンスがあると反撃に転じる。

その証拠が月曜日に行われた全米オープン決勝戦で見せた、1ポイントで54回もの長いラリーだった。それは第3セットの第6ゲームでジョコビッチがナダルから握ったブレークポイントでの事で、見事にそのポイントを勝ち取ったジョコビッチがナダルからブレークを奪った瞬間だった。

「ノヴァーク(ジョコビッチ)と自分は、どんなポイントも必死に戦って、どのポイントも長いラリーになる。そして全てのポイントで戦略があるんだ。だから彼との対戦はとてもタフ。そして全ての試合が特別でもある。」とナダルもジョコビッチとの試合について語っていた。

そして「時にはどうやって彼を倒すか分からない時だってある。でもきっと彼だって似たような気持ちでいると思う。でもそれが一番大切な事なんだ。彼と対戦すると自分の限界の力を出す事が出来る。彼も自分との対戦でそう感じてもらいたえらと強く願うよ。」とナダルは最後に、ジョコビッチへの思いを加えていた。

(翻訳・記事/弓削忠則)

■関連記事■

《ナダル、3年ぶり優勝の壁は37度目の王者戦「お互いを知り尽くしている」<全米オープン>》

《ナダルがジョコビッチ下し優勝<全米オープン>》

《ナダル優勝の鍵は第3セット「最高に感激」<全米オープン>》

《勝機逃したジョコビッチ、ナダルと120ポイント差に<全米オープン>》

《激闘のジョコビッチ、ナダル戦での勝機をアピール<全米オープン>》

■関連動画■

《フェデラーが不調とラケットチェンジについて語る!ATP男子ツアーマガジン Vol.185》

《新たな伝説を目指す王者ジョコビッチ!ATP男子ツアーマガジン Vol.183》
(2013年9月12日12時28分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

2月22日

ダブルス賞金増額訴え「見下す人へ」 (16時07分)

元サッカー代表、テニスでも代表選出 (15時17分)

快勝で4強、連覇まであと2勝 (13時52分)

逆転勝ちで決勝進出「調子良い」 (11時58分)

世界86位がズべレフ撃破の金星 (10時58分)

ズベレフ 世界86位にまさかの逆転負け (9時56分)

激闘制しツアー17度目V王手 (9時09分)

17歳 史上最年少でWTA1000決勝進出 (7時47分)

2月21日

史上2度目「予選敗者」同士の準々決勝 (18時56分)

メドベージェフ 食中毒で途中棄権 (17時20分)

世界7位ルバキナ 5年ぶりの4強入り (16時00分)

全豪での怪我乗り越え 初の4強 (15時22分)

8度目のマッチポイント取り切り4強 (13時26分)

レーバー杯 今年の顔ぶれが徐々に決定 (11時37分)

ナダル 引退の盟友へ「素晴らしいキャリア」 (10時13分)

敗退「どうすればよかったのか分からない」 (8時14分)

アルカラス下し4強「最高の気分」 (7時27分)

2月20日

17歳が世界2位撃破、初の4強 (21時56分)

ズべレフ8強「持ち直せた」 (20時00分)

世界1位の有本尚紀と佐藤政大が2連覇 (19時07分)

世界2位シフィオンテク 8強入り (17時42分)

世界1位 ストレート負けで3回戦敗退 (16時30分)

ジョコ破った世界35位 激闘制し8強 (15時56分)

ストーカーにパニック「つらい経験」 (14時04分)

アルカラス 猛攻退け8強入り (13時14分)

44歳ヴィーナス、18歳新星らにWC (11時00分)

マイアミOP 大坂・内島ら出場選手一覧 (10時28分)

マイアミOP 西岡・錦織ら出場選手一覧 (8時26分)

ベルダスコ引退 ジョコと最後まで笑顔 (7時30分)

【動画】17歳アンドレーワ 史上最年少でWTA1000制覇!優勝の瞬間、誇らしげな表情 (0時00分)

【動画】世界2位ズベレフ撃破の金星!世界86位コメサナ 勝利の瞬間! (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!