テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会最終日の9日に男子シングルス決勝を行い、第2シードの
R・ナダル(スペイン)が第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を6-2, 3-6, 6-4, 6-1で下し見事優勝を飾った。
2010年の全米オープンでタイトルを獲得し、生涯グランドスラムを達成していたナダルは、3年ぶり2度目の優勝を飾ると同時に、ジョコビッチとの対戦成績を22勝15敗と勝ち星を増やした。
今年2月に膝の怪我から復帰したナダルは、全仏オープンで前人未到8度目の優勝と同時に2度目の4連覇を達成した。しかし、ウィンブルドンではキャリア初となるグランドスラム初戦敗退。
その後、全米オープンの前哨戦であるロジャーズ・カップ男子とW&Sマスターズの2大会連続で優勝を飾っており、大会後に発表された世界ランキングでは2位へ浮上した。ロジャーズ・カップ男子とW&Sマスターズの2週連続タイトル獲得は、2003年の
A・ロディック(アメリカ)以来10年ぶりの快挙だった。
一方のジョコビッチは、全豪オープンでオープン化以降初となる大会3連覇を達成すると同時に、大会4度目の優勝を飾った。モンテカルロ・マスターズではナダルの前人未到9連覇を阻止して大会初タイトルを獲得。
キャリア・グランドスラム達成を狙った全仏オープンでは、準決勝でナダルに4時間37分の大激闘の末に敗れた。その後のウィンブルドンでは決勝進出を果たすも、
A・マレー(英国)にストレートで敗れ準優勝に終わった。
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