テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は1日、女子シングルス4回戦が行われ、第15シードで地元期待の20歳
S・スティーブンス(アメリカ)は同胞で第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)に4-6, 1-6のストレートで敗れ、ベスト8進出を逃した。
両者は今年の全豪オープン準々決勝で対戦しており、その際はスティーブンスがセリーナを逆転で下す大金星をあげたが、今回はセリーナに世界女王の意地を見せつけられる結果となった。
セリーナに対して連勝を逃したスティーブンスは、試合後に次のように語った。
「彼女(セリーナ)は爆弾のようなファーストサーブを放ってくる事がある。第2セットで彼女に3-1とリードさせてしまったのが良くなかった。そのような場面で彼女は必ず畳み掛けてくる。」
試合はセリーナが圧倒的優位に立った。ウィナーの数は22を数えた一方で、凡ミスはわずか13本だった。第2セットのテニスはほぼ完璧で、10本のウィナーを放ち、凡ミスはわずか2本。
これに対し、スティーブンスは15本のウィナーを決めるも、凡ミスは29本を数えた。
スティーブンスは「本当にいいプレーが出来た場面もあった。でも、第2セットはあまり自分のテニスが出来なかった。全体としては、いいテニスだったと思う。彼女は理由があって、世界1位の座にいる。」と、セリーナを称えた。
「望んだ形でのプレーは出来なかったけど、しっかりと戦い、いいテニスを披露する事が出来た。これで十分よね。」
勝利したセリーナは、試合後観客に向かい「今日の試合は大一番のようだったのは言うまでもないわ。アメリカ・テニス界の将来はとても明るい。」と、感想を話した。
準決勝進出をかけてセリーナは、第18シードの
C・スアレス・ナバロ(スペイン)と準々決勝で対戦する。
スアレス・ナバロは4回戦で、第8シードの
A・ケルバー(ドイツ)を4-6, 6-3, 7-6 (7-3)のフルセットで下しての勝ち上がり。
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