女子テニスツアーのW&Sオープン女子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は18日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
V・アザレンカ(ベラルーシ)が第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)を2-6, 6-2, 7-6 (8-6)の逆転下し、大会初優勝を飾ると同時に、キャリア通算17度目のタイトルを獲得した。また、女王セリーナの大会初優勝を阻止した。
両者は今回が15度目の対戦となり、アザレンカは3勝12敗とした。
この試合、世界ランク2位のアザレンカは同1位セリーナに9本のサービスエースを決められるも、14度のブレークチャンスから5度のブレークに成功し、2時間29分で逆転優勝を決めた。
今大会でアザレンカは、元女王である
C・ウォズニアキ(デンマーク)と
J・ヤンコビッチ(セルビア)らを破り、セリーナとの決勝戦へ駒を進めていた。
今年のウィンブルドン1回戦で足を滑らせてしまい転倒したアザレンカは、コートに響き渡るほどの悲鳴をあげて、右膝を負傷してしまうアクシデントに見舞われた。その後1回戦を勝ち切るも、2回戦は試合前に棄権を申し入れ大会から姿を消していた。
そして、復帰戦となったサザン・カリフォルニア・オープンデで準優勝を飾ったアザレンカは、今大会で優勝を飾り怪我からの復活をアピールした。
一方、敗れたセリーナはW&Sオープン女子で初優勝を狙ったが、アザレンカに接戦の末に阻まれてしまった。先週行われたロジャーズ・カップ女子でセリーナは、キャリア通算54度の優勝を飾っていた。
今年セリーナは、全豪オープンで準々決勝敗退に終わるも、全仏オープンで2002年以来11年ぶり2度目の優勝を飾ると同時にグランドスラムでは通算16度目のタイトルを獲得。しかし、大会2連覇を狙ったウィンブルドンでは4回戦で
S・リシキ(ドイツ)にフルセットで敗れた。
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