男子テニスツアーのW&Sマスターズ(アメリカ/シンシナティ、ハード)は16日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)はノーシードで同22位のJ・アイズナーに6-7 (5-7), 6-3, 5-7のフルセットで敗れ、史上初となるゴールデン・マスターズ達成の夢は断たれた。
男子ツアーで1年に9大会行われるマスターズ1000大会において、W&Sマスターズ以外の8大会で優勝を飾っているジョコビッチは、今大会で優勝を飾った場合、全てのマスターズ1000大会でタイトル獲得し、史上初となるゴールデン・マスターズ達成となっていた。
W&Sマスターズで過去4度の決勝進出を果たしているジョコビッチは、この大会では未だ優勝を飾った事がない。
今年ジョコビッチは、全豪オープンでオープン化以降初となる大会3連覇を達成すると同時に、大会4度目の優勝を飾った。しかし、キャリア・グランドスラム達成を狙った全仏オープンでは準決勝で
R・ナダル(スペイン)に死闘の末に敗れた。
また、ウィンブルドンでは2度目の優勝を目指し決勝へ進出するも、地元
A・マレー(英国)に完敗を喫した。
さらに、先週行われたロジャーズ・カップ男子では大会史上2人目となる3連覇をナダルに阻まれていた。
一方、ジョコビッチを破る金星をあげたアイズナーは、全米オープンへ向けたハードコートシーズで好調を維持しており、アトランタ・オープンでは優勝、シティ・オープン男子では準優勝を飾っている。
また、アイズナーは昨年のBNPパリバ・オープン男子の準決勝でもジョコビッチに勝利していた。アイズナーはジョコビッチとの対戦成績を2勝3敗とした。
決勝進出をかけてアイズナーは、第7シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と準決勝で対戦する。
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