全日本ジュニア大会9日目、12歳以下、14歳以下、16歳以下男子シングルス決勝と、18歳以下男子シングルスの準決勝が行われた。
12歳以下を制したのは、第10シードの横田大夢。横田は「決勝の相手・松下龍馬くんとは同じ埼玉で何回も戦ってきたけど、負けたことがない(横田)」というように、横田が松下のスピンボールをライジングで攻撃していき、ストレートで勝利。横田は「自分のテニスを貫こうと思って挑んだ。それで優勝もできてうれしい」と笑顔を見せた。
第11シードの堀江亨と第5シードの清水奎吾が顔を合わせた14歳以下男子決勝は、お互いにパワフルなサーブと速いストロークの応酬に。しかし最後は、「ネットでポイントを決めようとこれまで取り組んできた」と積極的に前に出てボレーなどでポイントを決めていった堀江が勝利を収めた。
16歳男子決勝は、この世代をリードしてきた第1シードの山?純平と第三シードの高橋悠介との対戦に。序盤はサービスキープが続く緊迫した展開となったが、「最後まで集中力を切らさずにプレーできた」という高橋が1セット目を取ると、そのままストレートで勝利。高橋は「今はまだ実感がわかないけど、うれしい」とうれしいコメントした。
この他、18歳以下男子の準決勝が行われ、明日の決勝カードは萱野靖晃×越智真に決まった。
主な結果
●18歳以下男子シングルス準決勝
萱野靖晃(中国・岡山理大附高) 1-6,7-6(4),3-0RET 上杉海斗(6)(関西・清風高)
越智 真(2)(関西・神戸学院大学TC) 6-4,6-3 岩崎 歩(関東・湘南工大附高)
●16歳以下男子シングルス決勝
高橋悠介(3)(関東・荏原SSC) 7-5,6-1
山崎純平(日本)(1)(関東・花咲徳栄高)
●14歳以下男子シングルス決勝
堀江 亨(11)(東海・関スポーツ塾・T) 6-2,6-2 清水奎吾(5)(関西・光泉中)
●12歳以下男子シングルス決勝
横田大夢(10)(関東・ETC) 6-3,6-0 松下龍馬(1)(関東・Fテニス)
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