靭テニスセンターにて開催されている全日本ジュニア。今日は、12歳以下、14歳以下、16歳以下男女シングルスの準決勝、18歳以下男女シングルスの準々決勝が行われた。
今日、注目したのは18歳以下女子の準々決勝で、第3シードの山本ひかりと対戦した角矢安鳩方。女子では珍しくバックが片手打ちで、ノーシードながらもベスト8へ勝ち上がってきた。
この角矢は、テニスを始めた6歳の頃からバックを片手で打っており、「得意なショットはバック。
J・エナン(ベルギー)や
R・フェデラー(スイス)のプレーに憧れて磨いてきた」とコメント。
今日の山本ひかりとの準々決勝でもバックの強打でポイントを奪う場面が多く見られたが、「出だしが悪く、自分の思うようなテニスができなかった(角矢)」と山本の高い攻撃力の前に5-7, 3-6で敗れた。
試合後「優勝を狙っていたので、今大会の結果は残念」と肩を落としたが、「自分の名前『安鳩方(あきほ)』という名には何かにおいてナンバー1になる、という意味があるので、テニスでナンバー1になりたい。今後はWTAなどの大会にも出て、トップを目指して頑張りたい」と今後の活躍を誓った。
その他の18歳以下では、男子では第6シードの上杉海斗が第1シードの竹元佑亮を破って準決勝へ進出。女子では第1シードの
奥野彩加(日本)が第5シードの足立真美にフルセットで勝利している。
また12歳以下では、男子は第1シードで先の全国小学生を制した松下龍馬と第10シードの横田大夢が、女子は第1シードの佐藤南帆と、第2シードを破って勝ち上がった照井妃奈が決勝へ進出。
14歳以下男子決勝は第5シードの清水奎吾と第11シードの堀江亨、女子決勝は第7シード塚原優希と第2シード本玉真唯のカードに。
16歳以下では、男子が第1シードの山?純平と第3シードの高橋悠介が、女子では第1シードの村松千裕と第4シードの小堀桃子が決勝で対戦する。
明日は、12歳以下、14歳以下、16歳以下男女シングルスの決勝、18歳以下男女シングルスの準決勝が行われる予定。
主な結果
●18歳以下男子シングルス準々決勝
上杉海斗(6)(関西・清風高) 6-3,6-2 竹元佑亮(1)(関西・相生学院高)
萱野靖晃(中国・岡山理大附高) 6-0,6-1 河野優平(九州・柳川高)
岩崎 歩(関東・湘南工大附高) 6-3,6-4 韓成民(関東・土浦市テニス協会(土浦支部))
越智 真(2)(関西・神戸学院大学TC) 7-5,7-5 田沼諒太(10)(関西・相生学院高)
●18歳以下女子シングルス準々決勝
奥野彩加(1)(関西・テニスガーデン高槻) 6-4,3-6,6-2 足立真美(5)(関東・パームインターナショナルTA)
千村夏実(6)(関東・吉田記念テニス研修センター) 6-0,6-4 金井綾香(14)(関東・木下TC)
山本ひかり(3)(関東・パームインターナショナルTA) 7-5, 6-3 角矢安鳩方(関西・テニストピア)
牛島里咲(日本)(7)(関東・高崎TC) 6-1,6-3 窪村有真(北信越・仁愛女高)
●16歳以下男子シングルス準決勝
山崎純平(日本)(1)(関東・花咲徳栄高) 6-1,6-0 徳田廉大(4)(関東・荏原SSC)
高橋悠介(3)(関東・荏原SSC) 6-3,6-4 福田創楽(2)(関西・Project ALC)
●16歳以下女子シングルス準決勝
村松千裕(1)(関東・吉田記念テニス研修センター) 6-2,6-1 向井マリア(5)(関西・城南学園高)
小堀桃子(4)(関東・J.S.S) 6-0,6-1 リュー理沙マリー(8)(九州・沖縄尚学高)
●14歳以下男子シングルス準決勝
清水奎吾(5)(関西・光泉中) 6-3,6-3 伊達佳佑(1)(東海・HIDE TA)
堀江 亨(11)(東海・関スポーツ塾・T) 6-2,6-0 新井湧己(3)(関東・J.S.S)
●14歳以下女子シングルス準決勝
塚原優希(7)(関東・志津TC) 6-3,6-2 高西佑里江(関東・グリーンテニスプラザ)
本玉真唯(2)(関東・町田ローンTC) 3-6,6-0,6-3 宮本愛弓(3)(関東・志津TC)
●12歳以下男子シングルス準決勝
松下龍馬(1)(関東・Fテニス) 6-3,6-2 小柴遼太郎(4)(関西・三木ロイヤルTC)
横田大夢(10)(関東・ETC) 6-7(1),6-3,6-0 坂川広樹(2)(関東・楠クラブTA)
●12歳以下女子シングルス準決勝
佐藤南帆(1)(関西・難波徹NAMP) 6-0,6-2 清水柚華(9)(関西・京都東山TC)
照井妃奈(北海道・宮丘TC) 4-6,6-1,6-4 中島美夢(関西・モリタテニス企画)
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