男子テニスツアーのマスターズ大会であるロジャーズ・カップ男子（カナダ/モントリオール、ハード）は７日、シングルス２回戦が行われ、地元の期待を一身に受ける第１１シードのＭ・ラオニチ（カナダ）がＭ・ヨージニ（ロシア）を6-4, 6-4のストレートで破り、順当に３回戦へ駒を進めた。
ラオニチは１回戦でＪ・シャーディ（フランス）に6-3, 4-6, 7-5と勝利を飾ったものの苦戦を強いられていた。しかし、この日は元世界ランク８位のヨージニ相手に１３本のサービスエースを放ち、１度もブレークポイントさえ与えない完璧なサービスゲームを展開した。
「１回戦より、かなり良いプレーが出来たと思う。それでも、まだ大切なポイントでしてはいけないミスをいくつか犯してしまった。全体的には良かったと思う。」
「いずれにせよ、これからも一生懸命練習して、色々な面でちょっとずつ改善させられたら、今日犯したようなミスも消えていくと思う。」
ラオニチは昨年に続く８強入りをかけて、第６シードのＪ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）と３回戦で対戦する。
デル=ポトロは、この日のナイトマッチで２回戦を行った。その試合は、雨により１時間４０分も予定より開始が遅れたが、Ｉ・ドディグ（クロアチア）を6-4, 4-6, 7-5と２時間１８分の接戦を制しての勝ち上がりだった。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○Ａ・マレー（英国）(2) vs. ●Ｍ・グラノジェルス（スペイン）, 6-4, 7-6 (7-2)
●Ｆ・フォニュイーニ（イタリア）(13) vs. ○Ｅ・ガルビス（ラトビア）, 3-6, 6-1, 1-6
○Ｖ・ポスピシル（カナダ） vs. ●Ｒ・シュティエパネック（チェコ共和国）, 6-2, 6-4
●Ｓ・ワウリンカ（スイス）(8) vs. ○Ｂ・ペール（フランス）, 2-6, 6-7
○Ｔ・ベルディフ（チェコ共和国）(5) vs. ●Ａ・ドルゴポロフ（ウクライナ）, 6-3, 6-4
●Ｆ・ペリウォ vs. ○Ｄ・イストミン（ウズベキスタン）, 3-6, 6-3, 3-6
○Ｒ・ナダル（スペイン）(4) vs. ●Ｊ・レヴィン（アメリカ）, 6-2, 6-0
●Ｔ・ハース（ドイツ）(10) vs. ○Ｍ・マトセビッチ（オーストラリア）, 0-5 (途中棄権)
○Ｊ・ヤノヴィッツ（ポーランド）(15) vs. ●Ｆ・ダンチェビッチ（カナダ）, 7-6 (7-5), 3-6, 6-4
○Ｎ・ダビデンコ（ロシア） vs. ●Ｐ・アンドゥハル（スペイン）, 6-1, 4-6, 6-3
○Ｍ・ラオニチ(11) vs. ●Ｍ・ヨージニ, 6-4, 6-4
●Ｄ・フェレール（スペイン）(3) vs. ○Ａ・ボゴモロフJR（ロシア）, 2-6, 4-6
○Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ(6) vs. ●Ｉ・ドディグ, 6-4, 4-6, 7-5
《ロジャーズ・カップ男子 対戦表》
■関連記事■
《地元カナダ勢が爆発「どれほど成長しているか」＜ロジャーズ・カップ男子＞》
《第４シードのラオニチが子供達とのイベントに参加＜シティ・オープン男子＞》
《錦織に敗れたラオニチが決勝戦語る◇楽天ジャパン・オープン》
《錦織/ラオニチ組４強入り逃す＜ゲリー・ウェバー・オープン＞》
《錦織とラオニチがYoungest Finals》
（2013年8月8日12時32分）
大坂なおみ 激闘の末2回戦敗退 
