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女子テニスツアーのロジャーズ・カップ女子(アメリカ/トロント、ハード)は5日に大会初日を迎える。その大会にクルム伊達公子(日本)はC・シーパース(南アフリカ)とのペアでダブルスに出場、初戦の対戦相手ペアが決まった。
なお、今大会シングルス予選にもエントリーしていたクルム伊達だったが、前週の大会で勝ち残っていたため予選に出場する事が出来ず、ウィンブルドン以来の公式戦となるダブルスのみに出場する事となった。
今シーズン積極的にツアー大会のダブルスに出場しているクルム伊達は、既に3つのタイトルを獲得しており、その中でシーパースとのペアでは、5月に行われたストラスブール国際で優勝を飾った。
その他のダブルス獲得タイトルは、パタヤ女子オープン(C・デラクア(オーストラリア)とのペア)、モンテレイ・オープン(T・バボス(ハンガリー)とのペア)となっている。
また、クルム伊達はA・パーラ=サントンハ(スペイン)とのペアで臨んだ1月の全豪オープンダブルス2回戦で、ロンドン・オリンピックの銀メダリストで第2シードのA・フラヴァコバ(チェコ共和国)/ L・フラデカ(チェコ共和国)組から金星をあげ、シングルスとダブルスで3回戦進出という偉業を達成している。
先週行われた下部大会のバンクーバー大会では、シングルス第2シードで出場していたクルム伊達だったが、ウィンブルドン以来の公式戦に調子を戻せぬまま準々決勝で無念の敗退を喫している。今週の出場大会に向けて、拠点を同じカナダのバンクーバーからトロントへ移動させるも、その疲れは癒えぬ様子だ。
クルム伊達は今週のロジャーズ・カップ女子で、シングルス予選から出場する予定だったが、前週のバンクーバー大会で勝ち残っていたため予選に間に合わなかった事を明かしている。
クルム伊達/ シーパース組のダブルス初戦の相手は、3月のソニー・オープン女子でS・エラーニ(イタリア)/ R・ビンチ(イタリア)組を準決勝で下し優勝を飾ったL・レイモンド(アメリカ)/ L・ロブソン(英国)組。
自身のブログでクルム伊達は「キツイ!」とコメントしている。
「明日、練習してそのまま試合。まっダブルスなのであまり考え込みすぎずやってみます。ということで疲れも抜けきらないままダブルスに挑みます。」
今大会のダブルスには、第1シードに女子ダブルス世界ランキング1位のエラーニ/ ビンチ組が出場しており、クルム伊達/ シーパース組は準々決勝で対戦する可能性がある。
また、2度目の現役復帰をしたばかりのM・ヒンギス(スイス)がD・ハンチュコバ(スロバキア)とのペアで出場しており、クルム伊達/ シーパース組とは両ペアが決勝まで勝ち進むと対戦する事になる。
一方、今大会のシングルスでは、予選に出場していた森田あゆみ(日本)が予選最終の2回戦でP・マーテックに6-1, 4-6, 0-6の逆転で敗れ本戦入りに一歩届かず、石津幸恵(日本)は予選1回戦でG・ウォスコボエワ(カザフスタン)に2-6, 4-6で敗れ予選敗退となっている。
シングルスの上位シード選手としては、第1シードに女王S・ウィリアムズ(アメリカ)、第3シードにA・ラドワンスカ(ポーランド)、第4シードにN・リー(中国)、第5シードにエラーニ、第6シードに昨年覇者のP・クヴィトバ(チェコ共和国)、第7シードに全英女王のM・バルトリ(フランス)、第8シードにA・ケルバー(ドイツ)、第9シードにC・ウォズニアキ(デンマーク)となっている。
上位シード8選手は1回戦が免除されており、2回戦が初戦となる。
なお、先週行われたサザン・カリフォルニア・オープンで準優勝を飾ったV・アザレンカ(ベラルーシ)は今大会第2シードだったが、腰の怪我を理由に欠場となったため、ウォズニアキが第2シードの枠に入った。
また、M・シャラポワ(ロシア)はウィンブルドン2回戦で痛めた腰の怪我が治らず今大会の欠場を決めている。
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