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男子テニスツアーのシティ・オープン男子(アメリカ/ワシントンDC、ハード)は31日、第1シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)とR・ハリソン(アメリカ)、さらに第2シードの錦織圭(日本)とJ・ソック(アメリカ)のシングルス2回戦が予定されていたが、雨のため試合開始前に翌日へと順延となった。
また、試合途中で順延となったのが第3シードのT・ハース(ドイツ)と予選から勝ち上がったT・スミチェク(アメリカ)の2回戦で、試合はハースが3-6, 7-5, 1-0とリードしたところで順延となっている。
1日にデル=ポトロ、錦織、ハースらが2回戦突破した場合、同日に3回戦を行わなければいけない状況となった。
一方、先週のアトランタ・オープンで自身7度目の優勝を飾った第8シードのJ・アイズナー(アメリカ)がAl・クズネツォフ(アメリカ)を7-6 (7-2), 7-6 (7-4)のストレートで下し、順当に3回戦へ駒を進めた。
第1・第2セットともタイブレークへもつれる接戦となったこの試合、208cmの長身から繰り出すサーブを武器とするアイズナーは、試合を通して19本のサービスエースを叩き出すなど各タイブレークを制し、1時間41分で勝利をものにした。アイズナーは、3回戦でS・デウバーマン(インド)と対戦する。
アイズナーとデウバーマンは大学時代、2007年に出場したNCAA(全米大学選手権)の男子シングルスの決勝で対戦。アイズナーはその時、第1シードで出場し、自身が通うジョージア大学が試合会場だったが、有利な条件を揃えながらもフルセットのタイブレークで敗れる苦い思い出がある。
その敗戦から2ヶ月後、アイズナーはレッグ・メーソン・テニス・クラシックへ出場。ATPツアーレベルの大会としては2大会目の出場ながら、ハースやG・モンフィス(フランス)らを破り見事決勝進出。決勝でA・ロディック(アメリカ)に敗れはしたものの、準優勝を飾っていた。
「彼(デウバーマン)は素晴らしい選手だし、親しい友人でもある。同じような道を歩んでプロの世界へ入ってきた。そして、また対戦する事になった。」
「ここは彼が通っていたヴァージニア大学にも近いから、彼を応援する観客も多くなるんではないかな。とても待ち遠しい試合だけど、勝つためにはとても良いプレーが必要だね。」
この日行なわれた試合結果は以下の通り。
●J・ベネトー(フランス)(12) vs. ○M・フィッシュ(アメリカ), 3-6, 5-7
○I・ドディグ(クロアチア)(13) vs. ●T・カムケ(ドイツ), 2-6, 6-2, 6-3
○J・アイズナー(8) vs. ●Al・クズネツォフ, 7-6 (7-2), 7-6 (7-4)
●M・ロドラ(フランス)(17) vs. ○R・シュティエパネック(チェコ共和国), 2-6, 1-6
●G・シモン(フランス)(5) vs. ○D・ツルスノフ(ロシア), 4-6, 2-6
《シティ・オープン男子 対戦表》
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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