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男子テニスツアーのメルセデス・カップ(ドイツ/シュトゥットガルト、クレー)は14日、シングルス決勝が行われ、第5シードのF・フォニュイーニ(イタリア)が第2シードのP・コールシュライバー(ドイツ)から5-7, 6-4, 6-4となる逆転勝利をあげ、今季初タイトルを獲得した。
フォニュイーニは、準々決勝で優勝候補の第1シードT・ハース(ドイツ)から1度もブレークを許さず勝利をあげる好調さを見せ、決勝ではハースの同胞コールシュライバーと対戦することとなった。
その決勝、フォニュイーニは第1セットを失うも、第2セットではコールシュライバーに1本のブレークポイントすら与えずセットオールに追いつくと、第3セット序盤で2度のブレークに成功し、2時間6分で勝利をものにした。
これまでコールシュライバーに2戦全敗を喫していたフォニュイーニだったが、初勝利で嬉しい優勝を飾ることとなった。また、今大会での決勝進出は、両者ともに初めてとなっている。
敗れたコールシュライバーは、地元大会での敗退に「決勝で負けるなんてつらいよ。ここドイツの観客の前では特にね。」と悔しさを露わにした。
一方で今季初タイトルを獲得したフォニュイーニは、試合での緊張感を明かし喜びを語った。
「自分のゲームに焦点をあてたんだ。肉体的にも元気だと感じていたよ。彼(コールシュライバー)は第3セットで自分が2度ブレークして4-1になってから信じられないプレーをしてきた。それで緊張感が増したこともあって健闘できた。自分のサーブのこと、堅実なプレーをすることだけを考えていたんだ。これで自分に自信が持てるようになった。この初めてのタイトルを忘れないよ。」
本日発表された世界ランキングでは、フォニュイーニが前週から6位あげて25位と自己最高位の24位に迫る好調ぶり。また、準優勝のコールシュライバーも3位あげて22位となった。
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