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男子テニスツアーのBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、賞金総額46万7,800ユーロ、レッドクレー)は5日に決勝戦を行い、第3シードのT・ハース(ドイツ)が第4シードのP・コールシュライバー(ドイツ)を6-3, 7-6 (7-3)のストレートで下し、見事、優勝を飾った。
今大会で65年ぶりのドイツ勢同士の顔合わせとなった決勝戦。第1セットをハースが先取、第2セットはタイブレークにまでもつれ込んだものの、最後はハースが振り切り、ATPツアーでは5年ぶりとなる35歳の選手による優勝を決めた。5年前の2008年にはすでに引退しているS・サントロがニューポートの大会でタイトルを獲得していた。
試合を振り返ってハースは次のように語っている「正直に言うと、劇的な感情がわいているよ。今大会での優勝は、僕が達成を望んでいたマイルストーンの1つだったんだ。キャリアの後半になって達成できたのは僕のテニス人生にとって大きな出来事だね。」
「優勝するということは、その週にやってきたことの集大成。滅多にあることではない。誇りが持てる瞬間だね。」
ハースは今回の優勝でツアー14勝目、ドイツ国内の大会での優勝は4度目となった。月曜日に発表される最新の世界ランキングでは13位となり、ランクを1位分、上げる。
「タフな試合になることは分かっていた。彼(コールシュライバー)は今大会とは相性がよく、3度目の優勝をねらっていた。一方、僕にとっては今大会で優勝できるチャンスは今年がおそらく最後だっただろう。だからいつもより自分にプレッシャーを少し多めにかけたんだ。重要な場面でいいサーブが入り、いいプレーができた。第2セットでサービスをキープすれば優勝、という場面で彼は攻撃的なプレーをみせ、すばらしいショットでブレークに成功した。そのとき、自分に向かって『タイブレークに持ち込み、できる限りいいプレーをする』ように言い聞かせたんだ。彼とフルセットの試合はしたくなかった。すでに、キープすれば優勝という場面もあったから、2セットで終わらすことができてよかったよ。」
一方、敗れた29歳のコールシュライバーは、今大会とは相性がよく、2007年にはM・ヨージニ(ロシア)を下して優勝、また2012年にはM・チリッチ(クロアチア)を倒してタイトルを獲得していた。
惜しくも今大会3勝目を逃したコールシュライバーは「もちろん決勝で負けたのは本当に悔しいけれど、トミー(ハース)は本当にいいテニスをしていた。自分にとってすばらしい1週間になったよ。故郷でのプレーはいつも特別なもの。自分のパフォーマンスに満足している。これからのクレーの大会も楽しみだね。クレーでのプレーには自信を持てているし、よい成績を残したい。」と敗戦にもかかわらず、すがすがしい表情をみせていた。
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