テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は3日、ミックスダブルス3回戦が行われ、第14シードの
クルム伊達公子(日本)/
D・マレーロ(スペイン)組はノーシードの
V・ドゥシェヴィナ(ロシア)/
JJ・ロジェール(アンティル)組に7-6 (7-4), 6-7 (3-7), 5-7の逆転で敗れ、ベスト8進出とはならなかった。
この試合、クルム伊達/ マレーロ組はドゥシェヴィナ/ ロジェール組を上回る10本のサービスエースと17本のウィナーを決めた。しかし、ドゥシェヴィナ/ ロジェール組に3度のブレークを許してしまい、2時間9分で3回戦敗退となった。
今大会でシングルスにも出場した42歳のクルム伊達は、ウィンブルドンで1996年以来17年ぶりの2回戦突破と同時に、1968年のオープン化以降最年長となる3回戦進出を決めた。クルム伊達は、2004年のウィンブルドンで2回戦進出を果たした当時47歳の
M・ナブラチロワ(アメリカ)の記録を更新した。
3回戦では第1シードで世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)に2-6, 0-6のストレートで敗れるも、試合後にクルム伊達は「私が1・2回戦を勝ち抜けたのはチャレンジのやりがいがあった。自分にとって大きな思い出のある場所で、大好きな場所でここまで来れたのは、これ以上嬉しい事はない。」と、話していた。
ミックスダブルスのシード勢は1回戦が免除されているため、クルム伊達/ マレーロ組は2回戦からの登場だった。2回戦でクルム伊達/ マレーロ組は、地元の
H・ワトソン(英国)/
J・マレイ(英国)組に逆転で勝利し、3回戦へ駒を進めた。
その他の日本勢では、女子ダブルス準々決勝で
青山修子(日本)/
C・シーパース(南アフリカ)組が第16シードの
J・ゴルゲス(ドイツ)/
B・ザフラヴォワ・ストリツォワ(チェコ共和国)組を7-6 (8-6), 5-7, 6-4のフルセットで下し、日本女子では2007年の
杉山愛(日本)以来6年ぶりとなるベスト4進出を果たした。
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