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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は4日、男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードのR・フェデラー(スイス)は第6シードのJW・ツォンガ(フランス)に5-7, 3-6, 3-6のストレートで敗れ、3年連続のベスト4進出とはならなかった。
両者は過去12度対戦し、9勝3敗とフェデラーが勝ち越していたが、今回の敗戦により4敗目を喫した。直近の対戦は今年の全豪オープン準々決勝で、その時はフェデラーがフルセットで勝利していた。
この試合、第1セットで先にブレークしたのはフェデラーだったが、その後ツォンガにブレークバックされる。そして、第12ゲームでこのセット2度目のブレークを許したフェデラーは、第1セットを落とす展開。
第2セット、ツォンガの威力あるショットに押されたフェデラーは第2ゲームでブレークされ、ゲームカウント0-3となる。以降、1度もブレークチャンスを握る事が出来なかったフェデラーは、セットカウント0-2と後がなくなる。
第3セット、勢いを失ったフェデラーは第1ゲームでいきなり自身のサービスゲームを落としてしまう。しかし、続く第2ゲームで落ち着いたラリー戦を展開したフェデラーが、最後フォアハンドのリターンエースを決めてブレークバックに成功、ゲームカウント1-1とする。
全仏オープンで31歳のフェデラーは、2セットダウンの状況から3度の大逆転勝利を収めていた。それは、2001年2回戦のS・サルグシアン(アルメニア)、2009年4回戦のT・ハース(ドイツ)、2012年準々決勝のJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)との対戦だった。
センターコートであるフィリップ・シャトリエの満員の観客は、地元ツォンガを応援すると同時に、フェデラーの大逆転を期待した。
だが、ツォンガの勢いは衰えず、フェデラーは第3セットだけで3度のブレークを許してしまい、1時間51分で準々決勝敗退に終わった。また、フェデラーの大会4度目の大逆転勝利とはならなかった。
フェデラーをストレートで破ったツォンガは、試合を通してファーストサーブが入った時のポイント獲得率を、フェデラーの58パーセントに対し、81パーセントとした。また凡ミスの数はツォンガが22、フェデラーは34だった。
フェデラーは4回戦で第15シードのG・シモン(フランス)に5セットマッチを強いられるも逆転で勝利し、キャリア通算900勝を達成していた。
2009年の全仏オープン決勝でフェデラーは、R・ソデルリング(スウェーデン)を破り大会初優勝を飾った。決勝で対戦したソデルリングは、全仏オープンで大会7度の優勝を誇るR・ナダル(スペイン)から唯一勝利した選手である。
今年のムチュア・マドリッド・オープン男子でフェデラーは、3回戦で錦織圭(日本)に敗れた。その後のBNLイタリア国際男子では、今年初の決勝進出を果たすもナダルに完敗を喫し、今季はタイトル獲得に未だ至っていない。
元世界ランク1位のフェデラーを破ったツォンガは、昨年の準々決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)に4本のマッチポイントを握るも、逆転負けを喫していた。大会初の4強入りを決めたツォンガは、準決勝で第4シードのD・フェレール(スペイン)と対戦する。
《全仏オープン2013 男女対戦表》
《全仏オープン2012 男女対戦表》
《全仏オープン2011 男女対戦表》
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