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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は男子シングルス1回戦が行われ、第15シードのG・シモン(フランス)がL・ヒューイット(オーストラリア)をセットカウント0-2から3セット連取の猛攻で逆転で下し、3-6, 1-6, 6-4, 6-1, 7-5のスコアで2回戦進出を決めた。0-2から逆転勝ちしたのはシモンにとって今回が初めてのことだった。
シモンはファイナルセット、5-0とリードし、第8ゲームでも2本のマッチポイントを握っていたが、粘るヒューイットは崖っぷちから反撃を開始し、何と5ゲームを連取し5-5のタイに追いつく。
しかし冷静さを失わなかったシモンはそこから2ゲームを連取し、そのまま逆転勝利を決めた。これで両者の対戦成績はシモンの4勝0敗となった。
逆転負けを喫したヒューイットはクレーコートをそれほど得意としておらず、次のように語っている。「残念だけど、お分かりのように全仏では上位進出をそれほど期待はしていなかった。彼(シモン)はテニスの質が高い選手。シード選手の彼から勝利を挙げられたら少し楽なドローになっていたから勝てればよかったけれどね。だから不満がたまる試合結果となった。今日のテニスの内容にはほぼ満足しているけどね。」
一方、3時間19分の激戦を制したシモンは「よりよいプレーをすることで何とか逆転を試みた。残念なことにファイナルセットでヒューイットは最後の底力をみせてきた。マッチポイントを数本手にしていたにも関わらず、対戦相手が追いついてきている時に試合を終わらせるのは簡単なことではない。だから何とか勝ててうれしいね。」と振り返った。
また、シモンは自分のショットの中で1つ改良すべきショットがあると述べた。「僕のフォアハンドの調子は本当にひどい。でも何とか調整してみるさ。」
元世界ランク1位のヒューイットは現在同ランク86位まで落としており、今大会を後にした。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○B・カブチッチ(スロベニア) vs. ●J・ダックワース(オーストラリア), 6-2, 6-2, 6-2
○M・ラオニチ(カナダ)(14) vs. ●X・マリス(ベルギー), 6-2, 6-1, 4-6, 6-4
○K・アンダーソン(南アフリカ)(23) vs. ●I・マルチェンコ(ウクライナ), 6-3, 7-5, 6-4
○J・ソウサ(ポルトガル) vs. ●添田豪(日本), 6-1, 6-3, 6-2
○G・シモン(15) vs. ●L・ヒューイット, 3-6, 1-6, 6-4, 6-1, 7-5
○A・セッピ(イタリア)(20) vs. ●L・マイェール(アルゼンチン), 6-7, 6-4, 6-3, 6-7, 6-4
○R・バウティスタ=アグ(スペイン) vs. ●G・ミュラー(ルクセンブルグ), 6-3, 6-4, 6-2
○R・フェデラー(スイス)(2) vs. ●P・カレノ=ブスタ, 6-2, 6-2, 6-3
○J・シャーディ(フランス)(25) vs. ●B・ベッカー(ドイツ), 6-4, 6-2, 7-5
○J・ハイェク(チェコ共和国) vs. ●D・クドラ(アメリカ), 6-2, 5-7, 6-0, 6-4
○S・クエリー(アメリカ)(18) vs. ●L・ラコ(スロバキア), 6-3, 6-4, 6-4
○D・フェレール(スペイン)(4) vs. ●M・マトセビッチ(オーストラリア), 6-4, 6-3, 6-4
○S・デウバーマン(インド) vs. ●D・ムニョス-デラナバ(スペイン), 6-3, 6-3, 7-5
○V・トロイキ(セルビア) vs. ●J・ブレイク(アメリカ), 6-4, 6-2, 6-2
●S・ダルシス(ベルギー) vs. ○M・ロドラ(フランス), 4-6, 6-4, 1-6, 4-6
《全仏オープン 男女シングルス対戦表》
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