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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は16日にシングルス準決勝2試合を行い、膝の故障から復帰途上の第5シードのR・ナダル(スペイン)が第6シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)を6-4, 7-5のストレートで下し、決勝に進出した。
ナダルは試合序盤から優位なサービスゲームを展開し、ベルディフに1度のブレークポイントすら与えず第1セットを6-4で先取する。続く第2セットではベルディフが4度のブレークポイントから1度ブレークに成功するも、2度のブレークで勝るナダルが1時間43分で決勝進出を決めた。
過去この大会で2度の優勝を誇るナダルは、試合後「このような大会で決勝に進めるとはほとんど想像もできなかったけれど、今日、それが現実になった。」と興奮冷めやらぬ様子で語った。
さらに「大きな故障で7カ月間、まったく大会に出ていなかったので、復帰は容易ではなかった。カムバックは難しいもので、ポイントの取り方、大切な場面でのプレーの仕方など、勘が鈍っていたんだ。」と、復帰後すでにツアー2勝をあげているナダルは完全復活への期待を感じさせた。
今日のこの勝利で、ナダルは復帰後で3度目となるトップ10選手からの勝利を決めた。
ナダルはまた「今日は試合の終盤でとても緊張してしまったけれど、最後のサービスゲームの重要な場面でいいサーブが決まってラッキーだった。調整が必要な点はあるけど、今日のような勝利は大きな自信につながるね。」とも述べている。
「カムバックがこんなにうまく行くとは思っていなかったから驚きだね。どの大会でも観客の皆さんからこれまで以上のサポートを受けている。そういうときはいつも特別な感情が生まれるんだ。みんな本当にありがとう。」
一方、敗れたベルディフは「いい大会だったよ。強敵にも勝ったし、調子がよかった。ここ数週間はテニスがとても安定している。でももっともっと自分を追い込んで行きたい。」と話し、敗戦にも関わらず、さらなるテニスの向上を目指して意気込んでいる。
ナダルは、王者ジョコビッチから大金星をあげたデル=ポトロと決勝を戦う。両者はこれまで10度対戦しており、ナダルが7勝3敗と勝ち越しているが、その3敗はすべてハードコートでデル=ポトロに軍配が上がっている。
今大会の優勝賞金は100万ドル。
《BNPパリバ・オープン男女シングルス対戦表》
【大会12日目スケジュール】
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