女子テニスツアーのBNPパリバ・オープン女子（アメリカ/カリフォルニア州インディアンウェルズ、ハード）は１２日、シングルス４回戦が行われ、足首の痛みを抱えていた第１シードのＶ・アザレンカ（ベラルーシ）がＵ・ラドワンスカ（ポーランド）を6-3, 6-1のストレートで下し、８強入りを果たした。
足首の怪我について聞かれたアザレンカは「しばらくこの足首の痛みには悩まされているの。でも良い事は、こうしてそれを乗り越えて勝てた事。全てを受け止めてどこまでやれるか、やってみるだけ。」と、語った。
この大会を棄権する可能性を問われたアザレンカは「棄権については何も答える事はないわ。」と否定した。続けて「次の試合へ向けて、出来る限りの準備をするまで。そして、全力を尽くすまでよ。」と、力強くコメントしていた。
アザレンカはベスト４入りをかけて、第８シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）と対戦する。この日ウォズニアキは、第１０シードのＮ・ペトロワ（ロシア）を7-6 (7-3), 6-3で下しての勝ち上がり。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【シングルス４回戦】
○Ｓ・エラーニ（イタリア）(6) vs. ●Ｍ・バルトリ（フランス）(9), 6-3, 6-2
○Ｍ・シャラポワ（ロシア）(2) vs. ●Ｌ・アルアバレナ=ベチノ（スペイン）, 7-5, 6-0
○Ｐ・クヴィトバ（チェコ共和国）(5) vs. ●Ｋ・ザコパロバ（チェコ共和国）(19), 6-2, 6-3
●Ａ・ラドワンスカ（ポーランド）(3) vs. ○Ｍ・キリレンコ（ロシア）(13), 1-6, 6-4, 5-7
○Ｓ・ストザー（オーストラリア）(7) vs. ●Ｍ・バーテル（ドイツ）(24), 4-6, 6-2, 6-3
○Ｖ・アザレンカ(1) vs. ●Ｕ・ラドワンスカ, 6-3, 6-1
○Ａ・ケルバー（ドイツ）(4) vs. ●Ｇ・ムグルザ（スペイン）, 6-4, 7-5
○Ｃ・ウォズニアキ(8) vs. ●Ｎ・ペトロワ(10), 7-6, 6-3
【ダブルス準々決勝】
○クルム伊達公子（日本）/Ｃ・デラクア（オーストラリア） vs. ●Ｖ・ドゥシェヴィナ（ロシア）/Ａ・パノワ（ロシア）, 6-2, 6-4
○Ｅ・マカロバ（ロシア）(4)/Ｅ・ヴェスニナ（ロシア）(4) vs. ●Ｈ・チャン/Ｊ・フサロバ（スロバキア）, 7-6 (7-3), 4-6, 10-7
《BNPパリバ・オープン男女シングルス対戦表》
■関連記事■
《３年連続８強のシャラポワ、勝因「ギアを上げる事が出来た」◇BNPパリバ・オープン女子》
《クルム伊達組が圧倒、４強決める◇BNPパリバ・オープン女子》
《クルム伊達、名手を下し「ほんとに楽しい」◇BNPパリバ・オープン女子》
《２２歳ウォズニアキ、７年連続出場について振り返る◇BNPパリバ・オープン女子》
《才能ある選手下したシャラポワ、４回戦「あまり知らない」◇BNPパリバ・オープン女子》
今大会の優勝賞金は、シングルス１００万ドル、ダブルス２４万５０００ドル。
(翻訳・記事/弓削忠則)
（2013年3月13日17時39分）
清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ 
