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女子テニスツアーのBNPパリバ・オープン女子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は12日、シングルス4回戦が行われ、第2シードのM・シャラポワ(ロシア)がL・アルアバレナ=ベチノ(スペイン)を7-5, 6-0で下し、3年連続となるベスト8入りを決めた。
第1セット、苦戦を強いられたシャラポワは「第2セットでは、ステップアップしたの。第1セットは、ちょっとアップダウンが激しかったから、リターンはよりコートの中に入るようにしたり、ファーストサーブの確率も上げるようにしたの。」と、第1セット時について語っていた。
続けて「出だしは、彼女のプレーになかなかリズムが掴めず、ゆっくりなスタートになってしまったわ。普段よりちょっとライン際を狙い過ぎたのかもしれないわ。彼女の事をあまり知らなかったし、これまで対戦した事もなかったから。」と、対戦相手のアルアバレナ=ベチノについてもコメントした。
また、シャラポワは「第1セットの終盤から第2セットの序盤にかけてギアを上げる事が出来たの。より一層攻撃的になれたし、第1セットより集中する事も出来たわ。」と語るシャラポワは、接戦となった第1セットは第11ゲームで3度目のブレークに成功し、このセットを先取すると、第2セットはアルアバレナ=ベチノを圧倒し、ストレートで勝利をものにした。
シャラポワは準決勝進出をかけて、第6シードのS・エラーニ(イタリア)と準々決勝で対戦する。エラーニはこの日、第9シードのM・バルトリ(フランス)を6-3, 6-2で一蹴しての勝ち上がり。
エラーニは、試合後「簡単な試合ではなかった。本当に暑かったから、出だしは良いプレーが出来なかったの。」と、コメント。
また「でも、第1セットで1-3とリードされた頃からサーブとフォアハンドの調子が良くなって、彼女(バルトリ)を走らせる事が出来たの。大切なポイントでも積極的なプレーが出来たわ。こうして勝利する事が出来てとても嬉しい。」と、エラーニ。
今大会でエラーニは、これまで3回戦進出が最高成績だったが、今年は自身初となるベスト8入りを決めていた。「以前は、このコートは自分にとってとても難しいと感じていたの。慣れるのに数日必要なの。でも、試合を重ねるごとに、良い感触でプレーが出来ている。次に誰と対戦するかは関係なく、今はしっかり準備が出来ているわ。」と、意気込みを語った。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【シングルス4回戦】
○S・エラーニ(6) vs. ●M・バルトリ(9), 6-3, 6-2
○M・シャラポワ(2) vs. ●L・アルアバレナ=ベチノ, 7-5, 6-0
○P・クヴィトバ(チェコ共和国)(5) vs. ●K・ザコパロバ(チェコ共和国)(19), 6-2, 6-3
●A・ラドワンスカ(ポーランド)(3) vs. ○M・キリレンコ(ロシア)(13), 1-6, 6-4, 5-7
○S・ストザー(オーストラリア)(7) vs. ●M・バーテル(ドイツ)(24), 4-6, 6-2, 6-3
○V・アザレンカ(ベラルーシ)(1) vs. ●U・ラドワンスカ(ポーランド), 6-3, 6-1
○A・ケルバー(ドイツ)(4) vs. ●G・ムグルザ(スペイン), 6-4, 7-5
○C・ウォズニアキ(デンマーク)(8) vs. ●N・ペトロワ(ロシア)(10), 7-6, 6-3
【ダブルス準々決勝】
○クルム伊達公子(日本)/C・デラクア(オーストラリア) vs. ●V・ドゥシェヴィナ(ロシア)/A・パノワ(ロシア), 6-2, 6-4
○E・マカロバ(ロシア)(4)/E・ヴェスニナ(ロシア)(4) vs. ●H・チャン/J・フサロバ(スロバキア), 7-6 (7-3), 4-6, 10-7
今大会の優勝賞金は、シングルス100万ドル、ダブルス24万5000ドル。
《BNPパリバ・オープン男女シングルス対戦表》
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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