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女子テニスツアーのドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、賞金総額200万ドル、ハード)は土曜日に決勝戦を行い、第6シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)が第5シードのS・エラーニ(イタリア)を6-2, 1-6, 6-1で下し、半年ぶりの優勝を飾った。クヴィトバは優勝賞金44万2198ドルを獲得した。
しかしクヴィトバは、優勝したもののそれほど浮かれた様子はみせていない。「今回の優勝は私にとってターニングポイントとなるようなものであるとは考えていないわ。トップには偉大な選手がたくさんおり、彼女たちを倒すのは容易ではない。今でも私のテニスをどう伸ばしていけるのか考えている。これが今の優先事項ね。」クヴィトバは2011年のウィンブルドンで優勝している。
クヴィトバはエラーニと過去3度の対戦があり、いずれもストレート勝ちを収めていたが、今回初めて1セットを奪われた。
決勝戦の第1セット第1ゲーム、世界ランク6位のクヴィトバは同7位のエラーニのサービスゲームで攻め、4ポイント連続で奪うと、いきなりブレークに成功する。
勢いに乗ったクヴィトバはそのまま手を緩めず、結局このセットを6-2で先取する。
しかし第2セットに入るとクヴィトバは集中力を切らし、連続してダブルフォルトを犯すなどし、1ゲームしか奪えずにこのセットを落としてしまう。2セットのエラーニは戦術を変え、ネットに出たりドロップショットを放ったりしてクヴィトバを翻弄した。
しかしファイナルセットではクヴィトバが再び気持ちを引き締め、このセットを6-1で奪うと、そのまま優勝を飾った。
クヴィトバは8本のダブルフォルトを犯したが、先週のドーハの大会で肩を痛めており、それが原因だとしている。「分かっているわ。ダブルフォルトが多かったけれど、よく考えずに打っていた。でも相手がトップ10選手だったからしょうがないわね。」
一方、敗れたエラーニは「強力なストロークだった。彼女はどこからでもエースを打てる。ペースを変えなければ勝てないと思って第2セットではそれを試した。もっとネットに出て、攻撃的なプレーを試みた。彼女はベースラインから信じなれないようなプレーをしていた。とてもタフだったわ。」と勝者を称えていた。
クヴィトバは、自らの第2セットのプレーにはがっくりしていたことを認めている。しかし第3セットでは再びギアを入れ、エラーニを突き放した。
エラーニは「ファイナルセットでは何度か0-40でブレークチャンスのゲームがあった。でもそれを生かすことができなかった。」と話し、肩を落とした。
クレーコートのスペシャリストであるエラーニだが、インドアの今大会のみならず、今月のパリのインドアの大会でも決勝戦に進んでいた。準決勝ではダブルスのペアであるR・ビンチ(イタリア)を下しての勝ち上がりで、同ペアは全豪オープンのダブルスで優勝を飾っている。
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