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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は12日、シングルス3回戦が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第31シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)を7-6 (7-4), 6-1のストレートで下し、順当に4回戦進出を決めた。
試合後、ジョコビッチは「あまり綺麗な勝ち方ではなかったね。ミスばかりしてしまった。彼(ディミトロフ)はミスもしていたけど、ウィナーを打ってきたり精一杯のプレーをしていた。自分はただ、諦めずに辛抱強くプレーを続けて、チャンスを待っていたんだ。それだけが今日の試合で、唯一の良いところかな。」と、語っていた。
ジョコビッチはベスト8進出をかけて、M・マトセビッチ(オーストラリア)を7-6 (7-5), 6-7 (5-9), 7-5の接戦で下した第23シードのS・クエリー(アメリカ)と4回戦で対戦する。
両者は、昨年10月のBNPパリバ・マスターズ2回戦で対戦し、クエリーがジョコビッチを下す金星を飾っていた。その敗戦が、現在15連勝中のジョコビッチの最後の敗戦となっている。
今大会、ここまでの最長時間となる2時間46分で勝利を飾ったクエリーは「本当にタフな試合だった。ここ数週間は、こんな試合に負け続けていたんだ。それを勝ち切れて、とても嬉しい。最高のプレーではないけど、粘って粘って第3セットの5-5からやっとブレークを出来て、最後のゲームでは良いサーブを打って試合を終わりにする事が出来たんだ。だから本当に嬉しいし、次の試合ではもっと良いプレーが出来るようにしたいね。」 と、素直に勝利を喜んでいた。
加えて「彼(マトセビッチ)は、全てが良かった。フォアハンドもバックハンドも、フットワークも、リターンも。弱点を探すのが難しかった。」と、マトセビッチのプレーに苦戦を強いられた事を語った。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○N・ジョコビッチ(1) vs. ●G・ディミトロフ(31), 7-6 (7-4), 6-1
○A・マレー(英国)(3) vs. ●ルー・イェンスン(台湾), 6-3, 6-2
○J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)(7) vs. ●B・パウ(ドイツ), 6-2, 7-5
○JW・ツォンガ(フランス)(8) vs. ●M・フィッシュ(アメリカ)(32), 7-6 (7-4), 7-6 (7-0)
●N・アルマグロ(スペイン)(11) vs. ○T・ハース(ドイツ)(19), 3-6, 7-6 (7-2), 6-7 (2-7)
●M・チリッチ(クロアチア)(12) vs. ○M・ラオニチ(カナダ)(17), 6-3, 4-6, 3-6
●錦織圭(日本)(16) vs. ○C・ベルロク(アルゼンチン), 2-6, 2-6
○S・クエリー(23) vs. ●M・マトセビッチ, 7-6 (7-5), 6-7 (5-9), 7-5
今大会の優勝賞金は100万ドル。
《BNPパリバ・オープン男女シングルス対戦表》
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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