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女子テニスツアーのドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、賞金総額200万ドル、ハード)は21日、シングルス準々決勝全4試合が行われ、ノーシードのR・ビンチ(イタリア)が第7シードのS・ストザー(オーストラリア)を6-2, 6-4で下し、シードダウンの金星を2日連続で飾ると同時に、ベスト4進出を決めた。
世界ランク17位のビンチは前日に行われた2回戦で、第4シードのA・ケルバー(ドイツ)を下していた。この日も同9位のストザーに対し、第1セットでビンチはファーストサーブが入った時に83パーセントの確率でポイントを獲得、さらに2度のブレークに成功し、このセットを先取する。
第2セット、ビンチはストザーにブレークを許したため、ゲームカウント0-2とリードされてしまう。しかし、このセットだけで3本のダブルフォルトを犯すストザーの隙をついたビンチが、2度のブレークに成功、1時間18分でストザーを下すシードダウンを演出した。
試合後、ビンチは「今日は、本当に良いテニスが出来た。彼女(ストザー)は、力強いキックサーブを打ってきて、なかなか思うようにリターンが出来なかった。バックハンドをシングルスハンドで打つ自分には、とても難しかった。」と、ストザーのサーブに苦しんだ事をコメントした。
また、ビンチは「それでも、出来る限り攻撃的なプレーをするように心掛けたの。昨日と同じように、良いテニスが出来たわ。」と、前日に続き満足いくプレーが出来たと語った。
加えて「コーチと話して、もっと攻撃的にプレーするようにした。彼女は、素晴らしいフォアハンドを持っているから、出来るだけバックハンドにボールを集めて、スライスとトップスピンを混ぜなるようにしたわ。」とビンチは、戦略が勝利を導いた事を明かした。
敗れたストザーは「ミスばかりしてしまった。自分がやろうと思った事が、彼女(ビンチ)にはあまり通用しなかった。スライスを多用してきて、ペースを乱されてしまった。そのスライスに対して、ミスばかりしてしまったの。」と、ビンチの戦略にハマってしまっていた。
また、ストザーは「1月は思うような良い結果が出せなかった。自分が思うレベルでプレーする事が出来ていなかったの。ここ数週間は徐々に良くなっているし、良い試合も何度かあった。だから、調子は上がっていると感じているの。」と敗戦ながらも、前向きに受け止めていた。
勝利したビンチは、ダブルスパートナーである第5シードのS・エラーニ(イタリア)と準決勝で対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●A・ラドワンスカ(ポーランド)(3) vs. ○P・クヴィトバ(チェコ共和国)(6), 2-6, 4-6
○S・エラーニ(5) vs. ●N・ペトロワ(ロシア), 6-4, 0-6, 6-3
●S・ストザー(7) vs. ○R・ビンチ, 2-6, 4-6
○C・ウォズニアキ(デンマーク)(8) vs. ●M・バルトリ(フランス), 4-6, 6-1, 6-4
今大会の優勝賞金は44万2198ドル。
《ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権◇大会5日目スケジュール》
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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