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男子テニスで世界ランク22位の錦織圭(日本)は、今週からアメリカのメンフィスで行われるアメリカ国際インドアテニス選手権に第5シードで出場する。
今年に入り錦織は、ブリスベン国際男子に出場し準決勝まで勝ち進むも、左膝の負傷によりA・マレー(英国)戦で途中棄権を申し入れた。
その後、全豪オープンの前哨戦として知られるクーヨン・クラシックで、元世界ランク12位のP・H・マチュー(フランス)にフルセットで勝利。しかし錦織は、左膝の不安を完全に振り払う事が出来ない状態で、1月14日から開幕した全豪オープンに第16シードで出場。
錦織はV・ハネスク(ルーマニア)、C・ベルロク(アルゼンチン)、E・ドンスコイ(ロシア)に勝利し、昨年に続き順当にベスト16進出。2012年は4回戦で、JW・ツォンガ(フランス)にフルセットで勝利し、自身初のグランドスラム8強入りを果たしていた。
今年の4回戦の相手は、D・フェレール(スペイン)。昨年フェレールは、R・フェデラー(スイス)を上回る7つのタイトルを獲得し、男子では最多優勝を記録した。
錦織とフェレールはこれまで3度対戦し、錦織が2勝1敗と勝ち越していた。初対戦は2008年の全米オープン3回戦で、その時は錦織がフルセットの激闘の末に勝利。2011年の楽天ジャパン・オープンではフェレールにストレートで敗れるも、昨年のロンドンオリンピックでは錦織がフェレールに勝利し、ベスト8進出を果たした。
そのフェレールと錦織の全豪オープン4回戦、試合開始から錦織は全力でフェレールに挑んだ。左右にボールを散らし、チャンスがあればネットへ出てフェレールにプレッシャーをかけ、攻撃を貫くプレーを披露。
だが、攻め続ける錦織に対し、フェレールは鉄壁の守備でその攻撃をかわした。
結果、2セットが終わった時点で2-6, 1-6、錦織はわずか3ゲームしか奪えなかった。錦織はフェレールの強さを痛感すると同時に、頭の片隅には左膝の不安があった。
第3セット、フェレールにブレークを許しリードされる錦織だったが、観客を沸かせるプレーなどで息を吹き返しブレークバックに成功する。しかし、フェレールの動きが衰える事はなく、錦織は第9・第10ゲームを連取され、2年連続の全豪オープン8強入りとはならなかった。
その後錦織は、有明コロシアムで2月1日から3日間行われた国別対抗戦デビスカップのアジア・オセアニア・ゾーン1部 日本対インドネシア戦を欠場し、2月18日から開幕するアメリカ国際インドアテニス選手権に備えた。
アメリカ国際インドアテニス選手権に第5シードで出場する錦織は、1回戦で世界ランク146位で予選勝者のI・マルチェンコ(ウクライナ)と対戦する。昨年マルチェンコは、下部大会であるチャレンジャー大会を中心に出場し、自己最高ランクは2010年に記録した67位。両者の対戦は初となる。
アメリカ国際インドアテニス選手権の第1シードはM・チリッチ(クロアチア)、第2シードはM・ラオニチ(カナダ)、第3シードはJ・アイズナー(アメリカ)、第4シードはS・クエリー(アメリカ)となっている。その他では、元世界ランク1位のL・ヒューイット(オーストラリア)、J・ブレイク(アメリカ)なども出場する。
また、日本からは錦織の他にも添田豪(日本)が出場し、1回戦でM・マトセビッチ(オーストラリア)と対戦する。
アメリカ国際インドアテニス選手権後、錦織は2月25日からの開幕するデルレイビーチ国際テニス選手権、3月はBNPパリバ・オープン男子とソニー・オープン男子のマスターズ2大会への出場を予定している。
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