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男子テニスツアーのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、賞金総額157万5,875ユーロ、インドアハード)は土曜日に決勝戦を行い、第2シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)がノーシードから勝ち上がっていたJ・ベネトー(フランス)を7-6 (7-2), 6-3のストレートで下し、見事優勝を飾った。デル=ポトロは優勝賞金30万5,000ユーロを獲得した。
2009年の全米オープン覇者であるデル=ポトロは、昨年の今大会では準優勝に終わっており、今年はそのリベンジを果たした。
試合後、デル=ポトロは「最高だね。優勝出来てとても嬉しい。今大会では、初戦から決勝戦まで、とてもいいテニスが出来た。優勝するための必要なプレーが出来たと思う。」と、満足そうに語った。
加えて「今週1週間はサーブが良かった。でも、決勝戦の序盤では緊張していたため、ブレークされてしまった。その後、第2セットではファーストサーブに自信が生まれ、ブレークするチャンスを相手に与えなかった。最終もいいサービスゲームとなったと思う。」と、デル=ポトロ。
また、ベネトーについて「彼(ベネトー)は決勝まで勝ち上がって来るに値するプレーしていたし、今日もとてもいいテニスをしていた。常に諦めることないプレーだった。」と、デル=ポトロ。
デル=ポトロは、試合終盤で鼻血を出していた。そのことについては「僕の鼻は大きいんだ。」と、ジョークを言って会場を笑わせ「多分ナーバスになっていたんだと思う。優勝が目の前にちらついていたからね。」と、コメント。
準優勝のベネトーは、準々決勝で世界ランク2位のR・フェデラー(スイス)を下す大金星をあげていた。これまでベネトーは、ATPツアーで7度決勝の舞台に進み、いずれも準優勝に終わっていた。今回は念願の初優勝を狙ったが、またしても準優勝となった。
試合後、ベネトーはコーチに向かって「僕たちは優勝に近づいているよね。コーチがいれば、優勝出来ると思う。」と、述べた。
決勝戦、第1セットをタイブレークの末に先取したデル=ポトロは第2セットでギアを上げ、武器とする強力なストロークで動きがやや遅くなったベネトーを土俵際へ追い詰み、1時間37分で優勝を決めた。
ベネトーは、第2セットの第8ゲームで4本のマッチポイントを何とかしのぎ、ゲームカウント3-5としたが、第9ゲームのリターンゲームではデル=ポトロに押し切られた。
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