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男子テニスツアーのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、賞金総額157万5875ユーロ、インドアハード)は土曜日に準決勝を行い、第2シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)がノーシードから勝ち上がっていたG・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4, 6-4のストレートで下し、順当に決勝へと駒を進めた。
今週のデル=ポトロは絶好調で、これまでサービスゲームを一度も落とさずにここまで進んでいる。
準決勝の第1セット第3ゲーム、ディミトロフは簡単なボレーをミスしてしまってデル=ポトロにブレークされると、そのまま最後まで勢いを失わなかったデル=ポトロがストレート勝ちを収めた。
試合後、デル=ポトロは「サービスが調子がよかったので、その他のゲームプランも思い通りに進んだ。」と話した。
「ディミトロフは将来トップ10か20に入る可能性を秘めた選手だから、そんな選手からこのような形で勝利を得ることができて満足している。」
昨年の今大会で準優勝しているデル=ポトロは、決勝戦でJ・ベネトー(フランス)と対戦する。
そのベネトーは、準々決勝で世界ランク2位のR・フェデラー(スイス)をストレートで撃破し、準決勝で第5シードのG・シモン(フランス)を6-4, 7-6(7-2)で下しての勝ち上がりで決勝進出を決めた。
準決勝の第1セット、第9ゲームでブレークに成功したベネトーは、そのままこのセットを6-4で先取する。
第2セットに入るとシモンは左足太ももに治療を受け、その後は守りのプレーをみせ始める。しかし好調のベネトーはタイブレークで一気に攻めてこれを奪い、試合に終止符を打った。
ベネトーはフェデラーを倒した時の勢いを持続しており、同胞のシモンにもストレート勝ちを決めた。
試合後、ベネトーは「昨日の(フェデラー戦での)勝利はうまく忘れられたよ。朝起きた瞬間に忘れたさ。」と話した。
「今日はお互いよく知り尽くした同士の対戦で、特に大きな勝利を収めた後だったからやりにくかったね。」
決勝戦について、ベネトーはデル=ポトロの格下だが、デル=ポトロは油断する様子はみせていない。「ロジャー(フェデラー)が負けてしまったのには少し驚いたけど、決勝に進むまではドローの他の山のことは気にしないから別にうれしくはないね。明日の相手が誰であろうと関係ない。自分のゲームプランを遂行し、一生懸命プレーするだけだね。」
一方のベネトーは、ツアーで13年のキャリアを持つが、これまで優勝がない。過去には7度の決勝進出があるが、いずれも準優勝に終わっている。
これについてベネトーは「僕には経験があり、それが役立っているし、決勝では過去の7度の負けを相殺してくれるだろう。」、とベテランは初優勝に向けてコメントしている。
今大会の優勝賞金は30万5000ユーロ。
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