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女子テニスツアーのカタール・オープン(カタール/ドーハ、賞金総額236万9000ドル、ハード)は16日土曜日に準決勝2試合を行い、第2シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)が第3シードのM・シャラポワ(ロシア)を6-3, 6-2のスコアで一蹴し、決勝進出を決めた。
セリーナはこれでシャラポワに対して10連勝目を決めた。セリーナは「マリア(シャラポワ)は常にいいテニスをしていて安定しているから、私も安定したプレーを心がけるの。」と話している。
「ドーハが大好き。今大会は初出場だけど、他のドーハの大会には出場経験があり、よい結果を残してきた。明日の決勝でも勝てるといいわ。」
セリーナは準々決勝のP・クヴィトバ(チェコ共和国)戦で勝利したことにより、2010年10月以来となる世界ランク1位への返り咲きを決めている。これにより、四大大会で15勝を誇るセリーナは、C・エバート(アメリカ)が記録した女子の世界ランク1位最年長記録「30歳11カ月3日」を「31歳4カ月24日」に更新した。
若い頃、31歳になってもプレーを続けていると思っていたかどうか聞かれたセリーナは「31歳のようには感じていないけど、この年までプレーしているとは思わなかった。時間が経つのは早いわね!他にすることがないもの。まだいいプレーができているから、プレーを続けるのは当然よね?一日中家で座っているのは耐えられない。テニスはまぁ楽しいわ。プレーするのは大好き。勝つのもね。」と話している。
セリーナは決勝で、今回1位の座を奪った相手である第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦する。アザレンカは準決勝で第4シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)を6-3, 6-3で退けての勝ち上がり。
ラドワンスカはアザレンカを苦手としており、これで対アザレンカ戦は7連敗となった。
2連覇を狙うアザレンカは、試合後「ともに高いレベルのパフォーマンスを披露していたと思う。最初は緊張していて、凡ミスも多かったし、決め急いでいた。でも次第に我慢ができるようになり、攻撃的なプレーになっていった。決めるところは決め、チャンスがあればすべてを取りにいったわ。流れをひっくり返せてうれしい。」と話した。
セリーナとアザレンカとの過去の対戦は12度あり、セリーナが11勝と一方的な戦績となっている。セリーナが1敗したのは2009年のマイアミでの大会でのこと。
決勝戦についてアザレンカは「安定したプレーを心がけ、自分のテニスに集中するわ。」と話している。アザレンカは昨月の全豪オープンで見事優勝している。
「セリーナのサーブがいいのは誰もが知っていること。とても攻撃的だけど安定もしている。集中して、自分のテニスをすることが肝要ね。」
また31歳のセリーナが22歳のように感じている、とコメントしたことについて23歳のアザレンカは「じゃあ、私より若いってことね!でも真面目なことを言えば、彼女は女子テニスを変革し、向上させた。女子テニスの伝説的存在ね。31歳の私は何をしているのか分からないわ。」と語っている。
今大会の優勝賞金は42万6000ドル。
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この日行われた試合結果は以下の通り。
○V・アザレンカ(1) vs. ●A・ラドワンスカ(4), 6-3, 6-3
○S・ウィリアムズ(2) vs. ●M・シャラポワ(3), 6-3, 6-2
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