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男子テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会10日目の23日、シングルス準々決勝残り2試合が行われ、第3シードのA・マレー(英国)がノーシードから勝ち上がってきたJ・シャーディ(フランス)を6-4, 6-1, 6-2のストレートで下し、順当にベスト4進出を決めた。
【マレー vs シャーディ】
マレーは「今大会、ここまでで今日の試合が最高の出来だったと思う。これまでの何試合かはとても苦労したし、彼(シャーディ)はここまでの勝ち上がりで本当に素晴らしい選手達を下してきた勢いがある選手だから、より一層シャープなプレーが必要だという思いで試合へ臨んでいたんだ。今日の動きはとても良かったと思う。」と、試合へ向けて気を引き締めて臨んでいた事を語った。
「試練を与えられたら、もっと良いテニスをすると自分自身を信じる事が必要だと思う。試合なんて、どうなるかはやってみないとわからないもの。でも、こうして大会を勝ち上がっていると、良いプレーが出来ているんだ。まだ今大会ではセットを落としていない。きっと良過ぎるのかもしれないね。実際、本当に良いプレーが出来ているし、今のテニスのレベルにも満足している。だから、次の試合もさらに良いテニスが出来る事を願っているよ。」と、マレー。
また、マレーは「普段より、もっと落ち着いていられたと思う。でも、この大会で優勝するには、どれだけ難しいか理解しているつもりさ。勝ち残っている選手達は、皆手ごわい選手ばかり。だから、明日の練習もしっかり集中して一生懸命行わなければならないね。」と、謙虚な姿勢もみせていた。
準決勝に備えて、これからどう準備するかを聞かれたマレーは「これからはアイス・バスに入るつもりさ。そして、記者会見をして、それが1時間くらい。その後に食事をして、それから行われるロジャー(R・フェデラー(スイス))とジョー(JW・ツォンガ(フランス))の試合が4時間とか5時間になってくれたらって願うよ。」と、冗談交じりにコメントしていた。
一方、現在世界ランク36位でノーシードながら、2回戦では第30シードのM・グラノジェルス(スペイン)、3回戦では第6シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、4回戦では第21シードのA・セッピ(イタリア)とシード選手を次々下して、自身初となるグランドスラムでのベスト8入りに成功したシャーディ。
「今日は良いテニスが出来たとは思うけど、彼(マレー)が良過ぎたよ。色んな事を試したけど、全くチャンスがなかった。本当に彼は良過ぎたと思う。でも、この大会では、良い成績を残す事が出来たし、負けた今でもとてもハッピーさ。でも、勝機もない負け方をした後は、ちょっと辛いね。」と、マレーに手も足も出なかった敗戦に、シャーディは苦しい思いも語っていた。
マレーはこの日のナイトセッションで行われる第2シードのフェデラーと第7シードのツォンガの勝者と準決勝で対戦する。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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