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２０１３年から新しく３月４日が『世界テニスの日』と定められた事から、同日に香港とニューヨークでエキシビション・マッチが行われる事になり、香港のエキシビションでＮ・リー（中国）とＣ・ウォズニアキ（デンマーク）がシングルスを行うとITF（国際テニス連盟）から発表された。

『BNPパリバ・ショーダウン』と称するそのエキシビションは、これまでにもニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われて来たが、『世界テニスの日』の新設にあたり、その日に新しく香港でも行われる事となり、テニスの発展と振興を目的として開催される。

香港にあるアジア・ワールド・アリーナで行われるそのエキシビションには、リーとウォズニアキのエキシビションに加えて、８回のグランドスラム優勝を誇るＩ・レンドル（アメリカ）と７回のグランドスラム優勝のＪ・マッケンロー（アメリカ）という、かつての王者の対戦も予定される豪華なもの。

マディソン・スクエア・ガーデンではこのエキシビションはこれまで５年間に渡り行われており、ウォズニアキ、レンドル、マッケンローは過去に出場経験があるが、リーは香港での初開催のために初めてこのイベントに参加する事となった。

「アジアでプレーするのは常にエキサイティング。このエキシビションでも観客からたくさんの応援があると嬉しい。テニスというスポーツにとって素晴らしい日になるだろうし、もっとたくさんの人にテニスを楽しんで欲しいと願っている。」とリーは、そのイベントへの思いを語った。

ウォズニアキも「こうしてまた香港でテニスが出来るチャンスに恵まれた事は最高の気分。そして新しい『世界テニスの日』のイベントの一員になれた事にも興奮している。世界中でもっと子供達がテニスを始めてくれるきっかけになったらと思っている。」と、テニスが広く愛されるようにと願っていた。

この『世界テニスの日』は、テニス10sと言うプログラムを推進する事も１つの目標としている。そのテニス10sは、小さい子供達に小さいラケットで軽いボールを使い、子供用に考えられたスコアーでテニスを楽しんでもらうためのプログラム。

ITF会長のリッチ・ビッチ氏は「『世界テニスの日』と『BNPパリバ・ショーダウン』が、テニス愛好者を増やす事に成功している“テニス・プレー・アンド・ステイ”と“テニス10s”と言う２つのプログラムへ、更に注目を集める事に役立てたらと思っている。そして『世界テニスの日』が、ITFとその加盟国がテニスを広めるためにどれほどの努力をしているかを示す事の出来る機会になってくれる事も願っている。同時に、ファンの方々がこのエキシビションを通して、スター選手達の素晴らしいプレーを楽しんでもらえる事も望んで止まない。」とこのイベントへの強い思いも語っていた。

「BNPパリバが、これまでもニューヨークでも同じようなイベントをサポートして来ている中で、このような素晴らしいイベントを香港でもサポートする事で、アジアへのテニスの普及のために貢献出来る事を誇りに思う。我々のテニスへの情熱と熱心さを香港のテニスファンと共有出来る事に興奮している。」とBNPパリバ香港の代表取締役のポール・ヤン氏も興奮を隠せずにいた。

香港での『BNPパリバ・ショーダウン』は、アジア・ワールド・アリーナで初めて開催される国際的なテニスのイベントとなる。そして同じ日、ニューヨークのマジソン・スクエアー・ガーデンではＳ・ウィリアムズ（アメリカ）とＶ・アザレンカ（ベラルーシ）のシングルスに加え、Ｒ・ナダル（スペイン）とＪ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）のシングルスが予定されている。

香港での『BNPパリバ・ショーダウン』のチケットは、現地１１月２６日、月曜日の午前１０時から香港チケッティング・アウトレットで販売が開始される。

(翻訳/弓削忠則)